日生でカキオコを食べたあとは速攻で駅まで戻って、ほぼ待ち時間なしで姫路へ。駅近くに昼飲みできる店が何軒かあるのは知っており、そのうちの「英洋軒」に行ってみました。
ところがさすが人気店、平日の13時ちょっと前で満席。しばらくあたりをぶらついて時間を潰し、3度ほどトライして席が空かなかったので、今回は断念して他の店にすることにしました。
ぶらついている最中に見かけた候補の中から選んだのが、英洋軒のすぐ近くにある「与太呂」。外からお店の中はうかがい知れなかったけれど、ビール大瓶550円となんとなくほんわかした外観だったので、大丈夫と踏みました。
(上の写真はお客さんがいったんハケた時に撮ったものです)お店に入ってみたらカウンター席の立ち飲みで、先客さんが数名。カウンター上にアテが並び、短冊メニューがぶら下がった落ち着いた雰囲気で、これは当たりと確信。初見のよそ者らしく、入ってすぐの端っこに位置取りました。
瓶ビールはスーパードライ・マルエフ・赤星の3種あり。アテは短冊メニューからツナと小松菜の玉子とじ(220円)を選択、いい塩梅の味付けと丁寧な盛り付けです。この時はご主人一人で、ほどなく女性と若い男性がカウンター内に入ってこられました。(ご家族で切り盛りされているとのこと)
常連さんとご主人の柔らかな会話が流れる店内は居心地よし。「浮ついたところがない居酒屋」って感じでしょうか。カウンター上のアテから鯖の煮付けの腹側をお願いしたところ、どうやらこれが220円らしい。先程の小松菜もそうですし、おいしくて安価。
広くはない店内にもかかわらず、アテもお酒も品揃え豊富で安価。飲みながら色々調べていたらかす汁が冬場の名物らしく、3品目としてお願いしてみました。
小ぶりな器に入って330円。酒粕薄めでさらっと系、いろんな旨みが混ざっただしは複雑で奥行きがあり、バリバリアテになるかす汁。そして左側に浮かんでいる黒いのは…
なんとクジラのコロ。それでなくても今日びは珍しいのに、一切れとは言え330円のかす汁にとはなあ。いつも入ってるわけでもないらしく？、ラッキーでした。
飲み物は瓶ビール一本だけとはいえ、〆て1320円は満足度高く、ゆったりした雰囲気がすごくいいです。振られてしまった英洋軒にもそのうち行ってみたいけれど、振られたおかげですごく好みな店に出会うことができました。姫路に来たらマストな店になりそうやなあ。
{お店データ}
住所：姫路市駅前町305
電話：079-222-8119
営業時間：14時～21時
定休日：日・祝
※なお僕が店に入ったのは13時過ぎでした。営業時間が変わったのか(12時半開店説あり)、たまたまだったのかは不明です。
コメント