京都に行ってその日の目的を果たした後は、特にあてもなく今まで通ったことがない道をテケトーに歩くのが好きです。ある日も京都でぶらついていたら、出くわしたのがこちらのお店。新京極の近くではあるのですが、入り組んだ路地にあってなかなか見つかりにくい。
初めてお店を見かけた時は写真を撮っただけで、後で調べてみたらどうやら「冨久家」という居酒屋が「ふくや」としてお昼ご飯をやっているようです。
ずっと気になっていたので、後日ここで昼ご飯を食べるために京都まで出向きました。建物全体としては一見入りにくそうな風情ですが、暖簾がかわいいし、そんなに敷居が高そうでもありません。
通常は日替わり2種類からのチョイスで、その日のメニューはTwitterで知らせてくれていますし、店頭でも表示されているので安心です。この日はたけのこ尽くし!
店内はL字型のカウンター席7席のみのこじんまり。先客は家族で来ておられ、店主さんとも色々話されていたので常連さんでしょう。というか、場所柄(わかりにくいので)ここは常連さん率がかなり高いはず。かといって、僕みたいな新入りによそよそしいなんて感じは全くありませんでした。
事前にTwitterでメニューを知っていたので、迷うことなく「ごろごろたけのこ入り肉団子」の定食(1500円)を選択。お米と野菜は京北井尻神田(こうだ)農場のものだそうで、ご飯は大盛りもOK。ビール(700円)を飲んでたんで並サイズでお願いしたんですが、おいしかったので足らず。大盛りにすべきでしたw
海苔を巻いて揚げてある肉団子に、おろしポン酢添え。肉団子の中はマジでたけのこがごろごろ入っていて、ビールもご飯も進む進む。
お吸い物には姫皮と木の芽入りで、おかずもお汁も春がいっぱい。
店主さんに「今はお昼ご飯だけですか?」とうかがったら、「夜は姉がやってます」とのことで、そうか姉妹で昼(ふくや)と夜(冨久家)の担当をやってはるんや。店内のランチ&ドリンクメニューの裏側に何やら色々書いてあり気なのは、夜のメニューということなんですね。そっちもいいなあ、来てみたいけどますます常連率高そう。
この日の数日前のメニュー・焼たけのこの木の芽和えが食べたかったので、単品で追加をお願いしたら作って下さいました。これに鮭とたけのこのちらし寿司と姫皮のおすましの組み合わせだったそうで、そんなのがお昼ご飯に出てくるってすごいですよねえ。
瓶ビール+たけのこごろごろ肉団子の定食+焼たけのこの木の芽和えで3400円だったので、焼たけのこは1200円ですかね。ボリューム的にはフツーの人なら定食とビールで十分、ご飯がおいしいので大推奨。食べ物おいしいし、リーズナブルだし、とにかくお店の雰囲気が抜群にいいです。
本来なら、ブログなんかで紹介しないほうがいいんだろうけど、今のこのブログのアクセス数なら大した影響もないだろうから、どうぞこそっと行ってみて下さいw 昼も再訪したいし夜も行ってみたいぞ、これは。
コメント