初めてでもない「料理と地酒献」で宴会（神戸・北野）

日本酒好きの同級生が関東から帰神するというので、総勢5人で集まることになりました。もう一人日本酒にうるさい奴がいるので、行ったことはないけどここなら間違いないはずと思っていた(一応)初めての「料理と地酒献（けん）」を予約することにしました。

(上の写真は、ポインタを載せれば矢印が現れるスライドショーになっています)

多分10年くらい前だったと思いますが、元町駅山側の新生公司本店あたりで、地酒とアテを出す席数が7席くらいしかないちっちゃな店に時々行ってました。そこの若くて男前な店主さんが独立し、その店もなくなり、北野に店を持ったと知ったのが5,6年前。いつか行こうと思いつつ、今回やっと来ることが出来ました。

(エントリ内の写真はクリック二度で大きくなります)

「料理と地酒」って言うくらいなんで、どっちもいいんです。以前のお店の時に、「一人でやってるのに、これだけのメニュー数のものを、このレベルでよく出せるなあ」といつも思っていたので、今回この店が初めてでも全然心配していませんでした。

まずはビールで乾杯ののち、メニュー検討。日本酒は詳しい二人の担当、料理は僕担当ということで、まずはお造りをモサエビ・天然つばす・甘ガレイ・伝助穴子炙りと各自一切れずつ。お造りがおいしいのはもちろん、添えられてきた醤油がうまくて、それだけで呑めるほどでした。どこのだか訊いときゃ良かった。

日本酒1つ目は福島の「写楽純米吟醸おりがらみ」。わたしゃおいしければいいので、詳しいことはよく憶えておりませんｗ

※以下、料理は必ずしも注文した順番通りではありませんし、写真が1オーダー分全てとは限りません。

横綱トマト汐昆布(650円)・献のポテサラ燻し鯛入り(680円)・甘鯛塩焼き(2000円)・里芋含味揚げ(550円)。例えば最初のはトマトそのものの味が濃厚な上に、添えてある汐昆布がむちゃ上質で、まさに酒が飲めるアテ。ポテサラは個性的だし、焼きも揚げもどれもそつがない。

日本酒第2弾は奈良の「春鹿超辛口純米吟醸生原酒」。

こちらはつばすのなめろう(900円)。なめろうだけでもいいし、焼き海苔と一緒でもいいし。これ、特に印象的でした。

日本酒第3弾は佐賀の「日下無双(ひのしたむそう) 純米60無濾過生」。

新玉葱とうもろこししらすかきあげ(880円)。新玉葱はおいしいなあ。添えてある塩でも呑める。

日本酒第4弾は福岡の「繁枡可也雄町純米大吟醸」。福岡県　糸島産の雄町という米で作っているのだそうです。

これらはアテとかつまみとかのなんちゅうか「ちょっとしたもの」なんですが、この手のものが参加者みんなに好評で、ちょっとずつ色々楽しめました。順に炙り明太子(650円)・干しホタルイカ(500円)・めざし(500円/これ特に良かった)・いぶりがっこチーズ(600円)・ホタルイカ沖漬け(500円)・生からすみ炙り(900円/これも良かった)。

左・エイヒレ(650円)に右・鮭とば(650円)。みんな歳食って、量を食べなくなって(食べられなくなって)、こういうものを好むようになって来たのか、それともこういうもののおいしさがわかるようになったんでしょうかねえ。(なお、このあと僕を含む数名はお好み焼屋にハシゴしましたｗ)

ある意味初めてでもなかったので、狙い通りみんなに喜んでもらえたし、僕もずーっと来たかったので、一回目でこれだけ色々飲み食いできてとても良かったです。こんなに好き放題飲み食いして、お勘定は一人あたり7000円程。
ちなみにエントリ時点での食べログの点数を見てみたら、☆3.07で思わず笑ってしまいました。如何にあてにならないかの好例ではないかと思います。日本酒をお好きな方には(それ以外のお酒もありますが)特におすすめします。