14年も前からお気に入りのイタリアン・ペルドマーニ。以前からこの店のエントリを見てたいつもの飲み喰い仲間から「一度行ってみたい」との話があり、それなら希望者を募って宴会をやってみようということになりました。出席者はラクサさん・myblackmamaさんご夫妻・しげるさん・えて吉さん・ish夫妻の計7名。これだけ揃ったら料理もワインも思う存分いただけるので、めちゃ楽しみです。
お店に着いて僕はカンパリソーダなどいただきながらとメニュー検討。全員揃うまでは時間が掛かるので、盛り付けに手間がかかる前菜の8種盛り合わせ(1人前1500円)だけは4人分を先にお願いすることにしました。
人数が揃ってきたので、ドリンクをスパークリングワインにチェンジ。お任せしたらポルタ・レオーネ・プロセッコ・トレヴィーゾ・ミレジマート・ブリュットっちゅうのを出してくれました。結果的に一本では足りず、ボトルごとお代わりすることに。
いよいよ料理がスタート(写真は2人前)。盛り合わせの中身は、田舎風オムレツ・海老とジャガイモのジェノベーゼ・ハリイカの墨煮・蒸し鶏とごぼう・鮭白子の燻製サラダ・キビナゴのエスカベッシュ・かぼちゃとリコッタチーズ・サバと焼き茄子のマリネ。
料理としては8種盛りなんだけど、当たり前ながら1種に複数の素材を使ってるし、調理法も様々。あんまり多過ぎるとこれだけで終わってしまうから4人前に抑えときましたが、この一皿だけでものすごくいろんな要素が詰め込まれているので、そりゃあボトル2本は空きますわなあ。僕はこの盛り合わせを何度か経験してますが、シェフの凝り症加減がよく表れていて、初めての方なら驚かれるんじゃあないでしょうか。
続いて魚料理の検討。お店のメニューに載ってる料理もありますが、こちらにはイタリアンなのに生簀があって、そこから魚を選んで調理法を相談するなんてこともできるんです。シェフと奥さんだけでやってる店で、ようそんなことするわと以前から思ってるんだけど…
料理を決めたらワインの選択。どんな感じがいいかシェフに伝えたら、それっぽいのを何本か見繕ってくれて、各々説明してくれます。値段もその時に教えてくれるので心配ご無用。
選んだ白は、辛口のカンティーナ・トラミン・ソーヴィニョン。
生簀料理その1は、「カワハギのカルパッチョと紅芯大根のサラダ」。選んだカワハギをこのシェフが単純にカルパッチョで出すはずもなく、前菜風に色鮮やかなサラダ仕立てにするとは。サーブされた時に思わずホォーっと声が出てしまう見事なルックスと軽やかな美味しさに、ワインが進む進む。
続く生簀料理その2は、対照的にやや重厚な雰囲気で「オコゼのフリット・フルーツトマトとバジリコのソース」。オコゼ以外にも万願寺とうがらしやレンコンも添えられており、先の料理とは一転してワイルドかつ重みのある味わい。この生簀スタイル、選んだ素材がどんな風に料理されて出てくるのか、出てくるまでわからないのが面白いですねえ。
続いて、リクエストにより前菜メニューに載ってた「活けワタリガニと生うにの冷製カッペリーニ・青海苔のジュレ添え」。ここの冷製パスタ、美味しいんですよ。手間が掛かってるから一口でパクッと食べるには勿体無いと思いつつ、食べてみたらやっぱりこれは一口で食べるのがいい、小さくとも渾然一体となったうまさ。またもやワインが進んでしまうじゃないですか〜
飲んで食べて美味しく楽しく宴会は進み、ここいらで折り返し地点。以降は後編へ続きます。
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