初日の晩ご飯の予定が白紙のままとりあえず出町柳から徒歩で南下する間に、そういや行きしの阪急の中で読んでたMeetsに載ってた予約困難店「酒処 てらやま」にダメ元でトライしてみようかという気になってきました。四条通の一本南、そんなに広くない綾小路通りから南に折れる細い路地を入った奥にあるので、まずたまたま入ることはないでしょう。あまりに道幅が狭いので、入口を正面から撮ることも出来ません。
行ってみたら、ラッキーなことに席がありました。しかもカウンターで板場の真正面(^^) 事前の情報どおり、メニュー豊富で値段は書いてない、でもそんなに心配することないらしい。
この日はビールからスタートして日本酒にスイッチ、京都なのでこの日は「玉川」で通しました。
まずはポテトサラダでスタート。あっさりした味付けで玉子や枝豆も入って具だくさん、そんなに量は多くないので後に響くこともありません。
お造り盛り合わせは、はも・鯛・まぐろ。板場の前だったので骨切りの音がジャッジャッと聞こえてました。ぱっと見どうってことないんですが、三種とも4切れずつ盛ってくれてて、どれも美味。魚の味が希薄な刺身が多い昨今、久しぶりにうまいのを食べたなあという気がしました。
続いて葱ぬた松の実。高級な素材でなくても、定番の一品にアイデアを加えてちゃんと楽しませて飲ませてくれるところがいいです。
食べてみたいものだらけで迷った炭焼きカテゴリー、選んだ大黒しめじはシンプルストレートにそのままの味わい。いじらないところはいじらない。
これも迷った油モノカテゴリーは、舞茸と銀杏のかき揚げ。もちろんこういうのは塩だけで、サクッとパリッと秋を感じさせます。
そして〆、これは最初から決めていた和牛炭焼きサンドイッチ。ほぼ和食メニューのお店なのに、これとかカレーライスがあるのが面白い。カツじゃないのでコロモがない分負担は軽いように思いきや、肉質上質で量もしっかりしているのでガッツリ来ます。
あっさりからガッツリまでしっかり食べてそれなりに飲んで、お会計は二人で8900円。そりゃ流行りますわ… かつて一度だけ行ったことがある「食堂おがわ」系で修行なさったご店主を初め、その他スタッフの皆さんも若くてすごく前向きな気合いが感じられて、そういう意味でもとても気持ちのいい店でした。ダメ元でトライして良かったなあ、また来たいけど予約取れるかなあ。
{お店データ}
住所:京都市下京区綾小路通足袋屋町317-11
電話:075-708-7237
営業時間:17時~23時
定休日:木曜
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