9月の讃岐うどん巡りが今年初めて、その前は去年の12月ということを知って、たるんどる!こういうことではいかん!ということでw、今年二度めのうどんツアーにえて吉さんと二人で行ってきました。前回同様、「いつでも行きたい店」を敢えて外して「ご無沙汰な店」を巡るのが一応のテーマです。
◎一軒目うどんバカ一代
初めて行ったのはなんと16年前。当時はまだそんなでもなかったのにあれよあれよという間に有名店になり、行列嫌いな我々にとっては縁遠い店になってしまいました。元旦以外は年中無休、営業時間は6時から18時。今回久しぶりに朝と昼の間の中途半端な時間を狙ってみて、もし行列してたらあきらめるつもりでした。
で、10時ちょいすぎに行ってみたらご覧のように列ナシ、駐車場も空きあり。えて吉さんの素晴らしい読みと時間通りにつく運転技術にマジで感謝感激ですヽ(^。^)ノ (実際、この光景を見た時は背筋がぞくっとしましたw)
店内列もほぼなく、これは奇跡的といっていいでしょう。僕らが出る頃には外まで列が伸びてましたからね。
旧ブログの検索がうまくいかないので多分ですが、2010年以来。そんなに来てなかったかなあ。
(多分)創業以来ずっと「釜から上げて10分以内の麺しか使わない」のが人気の理由の一つでしょう。うどん色々、天ぷらなどサイドメニューも豊富、でも僕はここに初めて来た時からずっと同じオーダーばかりです。
釜バター(小・530円)。今やそんなに珍しいメニューではないですが、初めて食べた時はキワモノ扱いでしたw 釜から上げたばかりの麺に生卵を絡め醤油を好みで加える「釜玉」に、バターと粗挽き黒胡椒を入れるこのスタイルはこちらのお店が発祥です。
生卵載せた状態の写真を撮る時間さえもったいない。熱い間に手早くグワーッとかき混ぜます。
やっぱり抜群にうまい。生卵+バター+粗挽き黒胡椒+だし醤油という組み合わせがうどんに合うのはもちろん、麺そのものが抜群においしい。水で〆てないのに表面つるっとしてて、コシしっかり。そりゃ行列できるわ。釜玉以外も食べてみたいけど、ここでこれ外すわけには行かんしなあ。
◎二軒目:空海房
こちらはご無沙汰な店ではなく初めての店。蒸気釜で麺を茹でているんだそうです。お、店頭メニューに「とり天ざる」のほかに「とん天ざる」というのがあるやないですか!
日ごろから公言?しているように、ワタクシ豚天好き。あのメニューを見た時から、うどんよりとん天のほうに興味は移ってしまいました。
メニューにはなかったけれど、かけ(小300円)にとん天(多分170円)トッピングしてもらいました。
とん天はしょうが風味の下味がついており、ヒジョーに美味。これをアテにビール飲みたいなあ。すんません、こっちに興味が移ってしまっていたので、うどんは量が多めだったこと以外あまり憶えておりません。
売れ残りの麺を廃棄せず、冷凍して安く販売するというのはいい試みですね。うどんに限らず是非他店でもやってもらいたいですが、色々ハードルあるんかな。
◎三軒目:讃岐製麺所
「ご無沙汰な店」を巡る真骨頂はこういうところに再びお目にかかれることでしょう。周囲の状況は多少変わりましたが、初めて来た2009年時点でもたいがいオンボロで(失礼)年月を重ねさらにその度合いが進んでいます。背景の鳥居と相まって、一度見たら忘れられない光景です。
例によって旧ブログが検索が効かないので何回目かわからないのですが、外観はこんなでもここのうどんは旨いんです。細麺と太麺があって、茹で上がるまでしばらく待っていただいた太麺の旨さは忘れられません。丼に入った麺を受け取ったら、写真右のオレンジ色の蛇口から自分で出汁を入れるシステムです。
麺の太さは尋ねられず、細麺でかけ(150円)。見た目でわかるとおり、細麺でもヘナヘナしておらずしっかり。ちょっと甘めのだしが歴史を感じさせてくれます。
麺がどうとか出汁がどうとか関係ない。ここでまた食べることができて良かったです。こういうお店は今のうちに行っとかないとなー。
◎四軒目:麺太郎
〆はどうしようってことで調べたら、三軒目からそれほど離れてなくて評価も高そうなこのお店がヒットしました。オープンして8年ほど経つのだそうで、二人とも初めて。
すでに(というかレギュラーか)しっぽく温・冷ありました。カレーしっぽくもあるし、かしわうどんも気になる。
といいつつ、香川ではけっこうギャンブルなカレーうどん(620円)を選んでみました。
一つ前の写真ではルーに覆われてよくわかりませんが、肉が多い。そしてそして、カレーが甘い〜(*_*) こういう風なのが地元の方には好まれるのかも知れませんが、やはり香川でカレーうどんは鬼門だと改めて痛感しました。まあこういうことも含めてうどん巡りの楽しみだと思ってるんで、全然オッケーです。
今回思ったのは、いくらおいしいのがわかってても同じ店ばかり行っててはやっぱりあかんなあということと、今に始まったことでもないですが、古いタイプの店は今のうちに行っておかないとどんどんなくなってしまうということでした。かつての「世界遺産を巡る旅」(by Wakky)で行った店とかどうなってるのかなあ。
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