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こんなフレンチを探していた「MOMOKA」(神戸・御影)

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料理の見かけが華美でなく・できれば地方色豊かで・カジュアルな服装でも良くて・しかもリーズナブル。そんな欲張りな望みを叶えてくれるフレンチの店があったらいいなと以前から思っていたところ、少し前にフランス地方料理レストラン「MOMOKA」のサイトを発見、そのうち行ってみようと狙っていました。
 

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外観・内観とも小洒落た雰囲気。創業は1985年とけっこう古いのにまだ新しい感じなのは、現在の場所に昨年6月移転してきたばかりだから。
 

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(上の写真は、ポインタを載せれば矢印が現れるスライドショーになっています)

メニューは昼夜共通。特徴的なのは、表紙に記載の通り地方料理がメイン・猪/鹿/鴨とかジビエ系メニューが豊富なこと・オードブル盛り合わせその他こりゃ飲むしかないやろ的メニューが満載なこと!(しかしなんとこの日は休肝日…orz)
ブイヤベースとか好物のオニオングラタンスープとか、名前は知ってても食べたことがないカスレとかシュークルートも食べてみたかったんだけど、迷いまくったあげく定食メニューのうちから2種選ぶことにしました。
 

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まず最初にでてきた「三度豆とピーマンのほろ苦い大人のスープ」にちょっと驚き。三度豆とピーマンの組み合わせの妙もさることながら、ベースとなるだし(フォン?)の複雑で奥深い味わいはなんじゃこりゃ。他のお客さんには里芋の田舎風スープとか万願寺唐辛子のスープとかがでていたので、メニューの「今日のスープ」からランダムに選ばれてサーブされているようです。このスープで、予想どおりこの店アタリと確信しました。
 

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こちらは妻の「和歌山の鯖のガーリックオイル焼 季節野菜添え」(スープ・パン付きで1300円)。デカい鯖にしっかりした味付けで食べ応えあり、ちょっとご飯が欲しくなったりします。付け合わせの野菜がそれぞれちゃんと手間がかかっていて、茄子なんてソテーしてるだけかと思いきや肉詰めだったそうです。
 

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こちらは僕の「田中畜産の放牧但馬牛ステーク・アッシェ」(スープ・パン付きで1600円)。付け合わせが妻のお皿とは違っていて、ポテトのチーズ焼きが入ってたり、つぶした里芋を焼いたの(左側の茶色いの)があったりで、なんちゅーか、「ちゃんと」作ってはるなあと強く感じました。

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ステーク・アッシェの直訳は「みじん切りステーキ」。本来は玉子玉ねぎつなぎもない牛肉100%で、「ステーク・フリット(牛肉のステーキとフライドポテト)」と同様にフランスの国民食の一つだとか。MOMOKAのも、いわゆるフツーのハンバーグとは違って、粗挽きでたまにコリコリした食感のも混ざってたりして、すごく「肉喰った感」がありました。ソースはデミグラスっぽいですがあくまで脇役、主役のステーク・アッシェにどっしりした存在感を感じるのは、いい素材をシンプルに料理してるからなんでしょうね。ド直球な旨さやったなあ。
 

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コーヒーとデザートを追加して締めくくり、この日は紅玉のタルトとコンポート・ミントソース添えでした。これで500円はとてもリーズナブル。
 
休肝日なので飲めないのを承知の上で来たんですが、大失敗でした(爆) でも想像以上にいい店だということがわかったのが、何よりの収穫。駅からも近いし、出来れば通いたいなあ。次回は「絶対に」飲める日に、どっしりした赤ワインと一緒にオードブルの盛り合わせやジビエを楽しみたいもんです。

[お店データ]
住所:神戸市東灘区御影本町5-9-10
電話:078‐841‐1005
営業時間:11時半〜14時(土日祝~15時) 17時~21時
​定休日:火曜(火曜が祝日の場合は翌水曜の場合もあり)
 

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