西海岸・恩納村の宿から那覇の宿へ移り、夕食は宿から近い沖縄料理の店ってことで選んだのが「うりずん」。店構えを見ただけで、あ、これは正解と確信しました。
壁に吊っていた三線(さんしん)を「二階で使うから」と一丁持って行かはりました。こういうのいいなあ。
ポピュラーな沖縄料理から珍しいものまで色々。ミヌダルはなかなかないんじゃないかと思いますし、ドゥルワカシーがあるのも嬉しい〜
出だしのドリンクはオリオンの75(名護)BEERをチョイス。これ、存在は知ってたんだけど飲むのは初めてで、とっても気に入りました。(取り寄せ検討中)
まずはニガナの白和え(713円)。スタートはこういうのがいい。
突き出しの大根?の酢漬け・スヌイ(もずく)/540円・ジーマーミ(ピーナッツ)豆腐/594円・クーブ(昆布)イリチイ/594円。ドリンクはうりずん特製クースー(古酒)12年もののカラカラにチェンジしました。
こちらは麩チャンプルー。それぞれの料理の器も沖縄のものが使われていて、特にこのお皿は立派で分けてもらいたかったです。
ドゥル天は擦ったターンム(田芋)にその他の材料を混ぜて揚げた天ぷら。3個713円を人数に合わせて増量してもらいました。
直前に予約を入れておいたから助かったんだけど、次々お客さんがやって来てあっという間に満員になりました。この写真で、店内のいい雰囲気が伝わりますかねえ。
ドゥルワカシー(594円)は、擦り下ろしたターンムに豚肉・かまぼこ・しいたけを加えたもので、これを揚げたのが先ほどのドゥル天。食べる機会がほとんどないんだけど、僕、これ好きなんです。
続いては妻の好物(僕も好き)・フーチバボロボロジューシー(594円)。炊き込みご飯風のおじやにフーチバ(よもぎ)を入れたものです。
沖縄豆腐を紅麹に漬け込んだ豆腐よう(416円)と、梅肉+ピーナッツバター+砂糖少々+味噌少々の梅みそ(357円)。どっちもおいしかったけど、この梅みそ、特に気に入りました(買って帰りたかったけどだめだった)。
こちらはスヌイ(モズク)のかき揚げ。メニューに載ってないですが、壁メニューにあったようです。
鶏肉を使った鶏飯(けいはん)は知っていましたが、セーファン(菜飯)は初めて知りました。琉球王朝時代の宮廷料理だそうで、炊き込みご飯の上に野菜と錦糸玉子を載せ、その上からかつお出汁をかけたもの。お茶漬け感覚でさらさらっといけて、〆にぴったり。
3泊4日の沖縄旅行中、食事はほぼ沖縄料理ばかりにもかかわらず、全然飽きなかったしむしろもっと食べたかったくらいでした。沖縄に久しぶりにきたことがあるにしても、やはり好きなんでしょうね。かつて那覇に来たら必ず寄っていた「あんつく」が閉店してしまい、それに代わる店があればと思っていましたが、今回の「うりずん」でやっと見つかったかなあと思っています。
{お店データ}
住所:那覇市安里388-5
電話:098-885-2178
営業時間 :17時半~24時
年中無休
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