◎三軒目:食ヽ舞
二軒目も大概そうですが、県外ものからすればここも「よくこんなところで商売する気になるなあ」と思わざるを得ないような場所。しかも店の前にのぼりは立っていますが、屋根がかぶっているので入口に近づかないと店名看板が見えません(゜_゜;) 知らなければ読めそうにない店名は「くうてんまい」、地元言葉で「食べてみてください」という意味で、今年1月にオープンしたばかりだそうです。
扉を開ける前からワイワイと聞こえてくる声は、地元の常連さん達4人のものと判明。昼酒飲みながらご機嫌のご様子でした。店内はこぢんまりとしており、入って左側のカウンターで玉数を注文・うどんもらって右に進んで温めたければ温めるなりして出汁をかけ・さらに右に進んで薬味を入れて食べるセルフスタイル。席数は10席ちょっとですかねえ。売り物はうどん・天ぷら・おむすび・飲み物のみ。観光客のことなど全く期待せず、地元の人間が食べに来てくれりゃいいわとでもいうような、ローカルな雰囲気がいいです。
うどん小(200円)をテボに入れてすこしあっためて、熱いだしかけてフツーにかけ。ネギ天かす大根おろしを加えていただきました。悪い意味ではなくって、ごくフツー。とんがったところがなく、さらりと入っていく日常のうどんという印象でした。
◎四軒目:竹清
僕は四年前に続いて二度目。半熟玉子天で有名なこの店、前回来た時に近くに駐車場が出来てこりゃ便利と思っていたら、なんと今回来てみたら隣にも駐車場ができていました。
いつも参考にさせていただいてるメタボさんのブログで、最近の竹清が以前にも増して絶好調とのことなので、久しぶりにここのうどんが食べたくなってえて吉さんにリクエストしたんです。お店に着いたのが14時頃だったので、混み合うこともなく悠々。半熟玉子天とちくわ天を食べる場合は、オーダーを聞いてからから揚げてくれます。
麺もちくわ天も美しい。14時だろうがなんのその、やはり天ぷらだけの店ではありません。正直なところメタボさんがおっしゃる程の違いはわかりませんでしたが、うまいものはうまい。
竹清までは、一軒飛ばしてショートカットした以外は予定どおり。この後ヤボ用で近所の某所を訪ねたあと、せっかくだからとほとんど歩いたことがない高松市街地をウロウロし出したら、すごくバラエティに富んでて楽しくて止まらない。日本一長い商店街は大阪の天神橋筋だと思っていたのですが、これが直線で2.6km。一方高松は8つの商店街がクロスしており、総延長で2.7kmもあるとは知らなんだ。えて吉さんと歩いてて「すごい商店街やなあ」って言ってたんですが、まるでお上りさんですな。2人ともこれまで何度も香川に来てるのに、ほとんどうどん巡りしかやってないもんなあ。
途中、香川県の様々なジャンルの物産を集めたさぬき産業工芸館サン・クラッケってところで(いいお店です)食品やら器やら見せてもらったり、お店の方とちょこっと話したりしてるとあっという間に時間が過ぎて、今回はもううどん巡りはいいかなって気分になる程でした。
1時間以上ウロウロして、さあこのまま帰るかもう一軒行くかってことで検討。とはいえ、間もなく16時ということで選択肢が限られてくる。そんななかで急遽決めたのがこちら。
◎五軒目:エコぽん太
変わった店名なので憶えていたんです。ここなら18時まで営業しているので楽勝。以前行ったことがある「キリン」と同じグループとはさっき調べるまで知らなんだ、あれもけったいな店やったなあ。
「エコ」が付く理由は、屋根一面に張り巡らされたこのソーラーパネル、そして店内の照明はLEDと環境に配慮してるからだそうで。まあ確かにいいことですが、それが「ぽん太」や「うどん」とどういう関係やねんって詮索するのはやめときましょう。
中に入るとかなり広い店内。メニューを見ると、おーっ!右の方にしっぽくがあるやないですか!あわよくばと思っていた当初の目標達成!
…と思いきや、既にやってないとのことorz それならメニューはずしといてよ〜
はずれ覚悟でカレーうどんにしようかと思いましたが、結局はかけうどん(180円)にしました。今回天ぷら類はちくわ天が一本だけなので、他で見かけたことがないえび棒(130円)をチョイス。えびのすり身のフライみたいなもんでしたが、イマイチぼやっとした味でしたなあ。うどんの出汁はやや甘めか。夕方4時過ぎ、閉店までそれ程時間がないのに、だれることなくこれまたフツーにおいしいうどんでした。
ということで、途中脱線あったものの今回は5軒回ることが出来ました。しっぽくは食べられなかったけれど、まあこれはしゃあない。もう春ですもんね。うどん巡りだけでなく、ひょんなことから高松中心部をウロウロ出来たのが新鮮でした。思ってたよりも(失礼ながら)高松が都会であり、素敵な街であることを感じ取れたのが収穫。いつの日か、是非泊まりがけで来たいと思っています。
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