注）今回は長いです。
春日野道の「一楽食堂」のことを知った時、目と鼻の先ほどの近くに沖縄料理の店があることも知りました。調べてみても営業情報がイマイチはっきりしなかったんですが、どうやら昼営業もされているらしく、とりあえず行ってみることに。
店名は「あぐ」。これって沖縄の豚のことかな？「楽食」はまだしも「愛歌夢館」ってなんやねん？ｗ ところで「あぐー」と「アグー」には違いがあるとは知らんかったです。
営業情報はこちら。木曜と定休日の月曜以外はランチ営業もあります。
各ランチには色々とおばんざいがついているとのこと。日替わりメニューの主菜はそれっぽくはないですが、定番メニューからは沖縄っぽさが感じられます。
店内は(一応)カウンター6席と4人がけテーブルが2卓。お店は基本的に女将さんのワンオペです。戸棚にはキープボトルが並ぶほか、泡盛や黒糖焼酎もあって昼飲みオッケー。
なにはともあれ生ビール(中・550円)。あとでわかったことですが、アサヒとキリンの瓶ビールは550円、オリオンビールは480円とのこと(サイズ不明)。
こちらの女将さんは沖永良部島のご出身。島にいた頃は、奄美大島は見えなかったけど、沖縄本島は見えていたそうで。現在は鹿児島県に属しますが、かつては琉球王国に属していたこともあり、沖永良部の各家庭では日常的に沖縄料理が食べられているのだとか。
なんてことを話していたら、琉球御前(1430円)ができあがってきました。割り箸を基準にしていただければ御前のボリュームがおわかりいただけると思いますが、ほんとうにもりだくさんでワクワク。御前の内容は日によって変わるそうで、下段中央は、「モーウィ」とも「アカモーウィ」とも呼ばれる沖縄の伝統野菜・赤毛瓜(アカゲウリ)の塩もみ。
中央の天ぷらには、島ラッキョウやゴーヤーなども入っていて、ビールのお供にもちょうどよし。
ボリュームたっぷりで脂がくどくないラフテーは、神戸ポークを使用。食肉の仕事にも関係されているそうで、沖縄料理にこだわらないのなら、肉系ランチメニューを選ぶのもいいかもです。
こちらは僕の好物・クーブイリチーに、ジーマミ豆腐。このジーマミ豆腐を見た時、あれっと思ったんです。表面がつるっとではなくざらっとしてて、食べてみたらすごく落花生(原料)の風味が濃いんです。すごくたくさん落花生を使ったおかみさんの手づくりで、お店の人気商品なのもさもありなん。
この琉球御前で昼飲みもいいんだけど、夜もどんなんか興味津々。沖縄料理だけじゃなく「けい飯」とか、沖永良部島特産の桑の葉を使ったそばとかチューハイとか、泡盛も黒糖焼酎もあって楽しそうです。
その他、聞いてきたネタ色々。
- 実はこの近く(国香通？)で28年、ここに移転してから20年経つ
- 夜と土日は息子さんもお店に出ている
- 近辺の工場への出稼ぎのためかつて多くの人が島から船で来たので、このあたりは沖永良部島にルーツを持つ方が多い
- 近くの沖縄料理＆物産のお店の方も沖永良部島出身(ここも行かねば)
- なんと、20人収容カラオケルームあり！宴会もできるらしい(歌なし可)
おいしかったし、おかみさん気さくでいい人だったし、ネタ豊富だったし、これはまた行かんといけませんなあ。
{お店データ}
住所：神戸市中央区神若通2-4-6
電話：078-222-5328
営業時間：11時半〜14時 17時〜22時
※ただし木曜日は夜のみ営業
定休日：月曜
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