飲み食い仲間のこばやしさんからお誘いがあり、だいこんさんとの三人で天満へ飲みに行ってきました。久々の天満だったのでちょっと早めに行って、辺りをぶらぶら。話には聞いていましたが「酒の奥田」の片一方が「寿司の奥田」になったんですね。
目的の店の場所を確認したらなんか記憶にある道だったので、確かこのへんにと思ったらだいぶ前に一度来た「喜与すし」がありました。この日は定休日だったけどまた来なければ。
待ち合わせの時刻になったので、「うえ川(上川)南店」へ。暖簾には「湯どうふ」、看板には「二合銚子」と特徴がわかりやすいです。階段を上がって二階へ。
お店に入ると、居酒屋というよりはやや割烹っぽい雰囲気。レギュラーメニューのトップには看板の湯どうふ、以下シンプルなメニュー名が並びます。3階席もあるんですね。
こちらのメニューにはレギューラーメニューとかぶっているのもあるので、むしろおすすめメニューといったところでしょうか。魚介メニューの割合が多く、タケノコなど季節メニューもあります。
こばやしさんに続いてだいこんさんがやって来て、まずはビール。その後写真は撮り忘れましたが二合の銚子で出される日本酒にすぐにチェンジしました。アテはまず炊き合わせで、トコブシ・なす・かぼちゃ・小芋・タケノコ・絹さや。好物なこともあるのですが、中でも小芋が美味でした。
以降、炊き合わせ同様少し甘みのある出汁の若竹煮・専門店顔負けの焼鳥・鰻たっぷりのう巻・身が分厚くいい〆加減の松前ずし。どれも丁寧な作りできっちりおいしく、ザ・日本酒に合うアテです。
ここで看板の湯どうふ登場。見た目は出汁の中に豆腐・おぼろ昆布・葱・ゆず皮と特にどうってことはありません。が、出汁を一口すすってみてびっくり。かつて経験したことないくらい濃い昆布出汁なんです。おぼろ昆布が入ってるからとかそんな程度のものじゃなくて、この出汁だけで相当お酒が飲めるくらい旨みが濃い。この出汁と豆腐の組み合わせ、酒飲みには最高ですねえ。そして、若い時ならそれがわからんかったかも知れんなあとも思います。
この出汁、どうして引くんやろ。単に昆布の量を多くすればいいというもんではないやろしなあ。
最後にこばやしさんが「あまり大した量やなかったと思う」と鯛のあら煮を頼んだら、大した量ですやん!よくよく考えたら以前は小さめで頼んだんだそうで、でも三人ならこのサイズでも楽勝。こっくりした味付けで、定番のごぼうもおいしく、満足感ある〆でした。
なんだかんだ飲んで食って、一人当たり5000円ちょいはこの内容ならとても値打ちもの。近くにあったら、湯どうふは是非ものとして、あと2品くらい選んでじっくり楽しみたいいいお店でした。さすが名店。
{お店データ}
住所:大阪市北区天神橋5-4-11
電話:06-6351-8248
営業時間:17時〜22時半
定休日:日曜・祝日
コメント