まずは、今回のお店にしょっちゅう通っている飲み食い仲間のこばやしさんのブログから下記引用させていただきました。
マスコミ取材一切お断り、場所は駅から離れた住宅街のど真ん中、予約・電話不可、週に2~3日は不定休で、営業の確認はTwitterのみと、相変わらず一般客には極めてハードルが高い「たこふね」さん。
でも普通のスーパーなどでは絶対に見ることがない珍しくて鮮度抜群な魚介類を、圧倒的なコストパフォーマンスで提供してくれるので、都合がつけばせっせと通わせていただいています。
ということで、ずっとうらやましく思っていた「魚介郷土料理 たこふね」に、だいこんさん・えて吉さん・こばやしさんとの計4人で行ってきました。予約できないので開店時刻の少し前から店外で待機、よって上の写真ではまだ暖簾がかかっていません。
開店即入店。手書きのメニューはすべて日替わり。画数が多くてもきっちり漢字で書いて、それにふりがなをつけてくれているところに店主さんの心意気みたいな物を感じます。一番高いメニューでも500円。
各メニューの数量は少なめで、モノによっては1~2人前で売り切れてしまうのもあるそうです。一品の量が多いので一人だと少ししか頼めないけれど、今日は4人なのでどんどん注文しても大丈夫。
ご主人は能登半島の北端・玖珠市の蛸島がご実家。今回の震災で大きな被害を受けられたそうですが、幸いご家族はご無事とのこと。これまでは出身地の石川県のお酒が中心でしたが、品物が入らなければ当面は他の北陸地域のお酒になるようです。
普段日本酒を我慢しているけれど、この日は当然解禁。1合500円と激安なので、次々いろんなのを飲みましたよ。
最初は鰤の生尾身。うわさ通り盛りがすごい、これで400円とは。質のいい脂がたっぷりで甘い。
(左上)潤目鰯の土干し炙り(300円)。土干し(どぼし)という言葉を初めて知りましたが、昔は砂の上で乾かしていたからという説があるそうです。お正月のごまめくらいのサイズで、歯応えよく旨みが濃く、日本酒によく合います。
(右上)黒鮪アバラ湯引き(400円)は、シンプルでストレートな味わい。
(左下)真鱈鍋。これが500円とはどうかしてるぜ!
(右下)黒鮪の生スキミも同じくこれで500円とは信じられない。こりゃ確かに一人で来たら2,3品くらいで終わってしまいますな。
こちらは真鱈白子の湯引き(500円)。臭みゼロのふわふわで甘い。でも、一人だったらこれ一品だけでも全部は食べられないかも…
焼鯖の押し寿司(450円)に白菜の漬け物(200円)がいい取り合わせでした。焼鯖の身の厚みがすごい。
海のもの以外にもということで、鶏ヤゲン焼(300円)は一本100円以下です。
(左上)ふきのとう焼おにぎり(350円)は苦味がアクセント、酒のアテとしても良品。
(右上)鰤平カマ焼(500円)は立派なサイズ。
そして、菜の花おひたし(200円)と、レギュラーメニューの巨大たまごやき(450円)で〆。
こばやしさんのブログである程度事前情報はあったものの、実際に経験してみると想像以上で、こりゃいったいどうなってるんやろと思わざるを得ない凄さでした。神戸から来るにはそれなりの時間も交通費もがかかるとはいえ、これだけ超ハイコストパフォーマンスなお店なんだから何度でも来てみたいです。でも一人じゃないほうがいいな。
ちなみにこの日のお勘定がいくらだったか忘れたので他の3人に訊いてみたら。誰も憶えてませんでしたw
{お店データ}
住所:大阪市城東区今福東3-5-19
営業時間:18時〜長くても22時まで
不定休
※酔っ払いや声が大きい人は御断り
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