阪神電車のPR誌で馬肉を使った和出汁のラーメン屋さん「麺処 さくら庵」があるということを知り、面白そうなので行ってみました。
メインは馬肉が載った麺、その他馬肉の時雨のっけとか牛油かすのっけとか、それらを使ったご飯物などがあります。
オープンして来年2月で3年とまだ新しい店らしく、SNS掲載に関しては積極的。食べ方など丁寧に説明されています。
馬肉にも麺にもこだわりあり。この手の説明書きがあまり多過ぎると説教臭く感じる場合もありますが、個人的には親切やなあ、頑張ってはるなあとむしろ好印象でした。
食べ方説明を読むと熱い出汁と麺その他は別々に出てきて、だがしかしその熱い出汁を一気にかけて下さいと。それなら最初からかけておけばええやないかとも思えますが、それにはちゃんと意味があるようです。
初めてなのでノーマルのさくら麺(1000円)を選びました。どんぶりの中は麺・桜肉(馬肉)・水菜・ネギ・桜形の生麩・糸唐辛子・レモンと彩りがきれい。右には熱い出汁が入ったガラス製の徳利、左奥には味変用の七味・柚子胡椒・甘口/濃口醤油。
味と見た目がよく計算されたこのルックスなら、そりゃあSNS大歓迎でしょう。熱いスープを入れてからサーブしたら、この色では客さんに出せませんもんね。桜肉の下にはおぼろ昆布が隠されており、それがあとでなかなかいい味を出してくれます。
一気にスープをかけてぐわっと混ぜたらこんな状態に。刻々と変わる見た目が楽しめ、スープをかけた時に一気に立ち登る香りもいいです。ちょっと甘めのスープなので、柚子胡椒や七味での味変も効果的。しっかりした麺と甘めのスープに、しゃきっとした野菜が合ってるし、生麩もいいアクセント。
そしてこの桜肉、うまいです。なんとなく脇役的なものかと思ってたら、むしろこれが主役ではないかと思わせるおいしさで、これだったら次回は桜肉大盛りの「満開☆さくら麺」にしたい。できることなら先に桜肉だけをこのだしでしゃぶしゃぶして、その後この桜麺ってのが理想やなあ。
これをラーメンと呼んでいいのかようわからんが、そんなのどうでもよくて、いや、とにかくこれは旨かったです。
{お店データ}
電話：078-335-8263
住所：神戸市中央区古湊通1-1-5
営業時間：11時半～15時 18時～21時半
不定休
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