沖縄のヘタな店で食べるよりよっぽどおいしいと思っている大阪の沖縄料理店「てぃーあんだ」が12月30日で閉店するという話を聞き、大慌てでメンバーを募ってお別れに行ってきました。
事情が事情だけにしょうがないけれど、ご縁があってかなり以前から何度も行っている大好きなお店だけに、なくなってしまうのは本当に寂しく残念です。
メンバーは、だいこんさん・えて吉さん・妻・僕の4人。あえて飲み放題なし、料理のみの全11品「カメーカメーコース」(2500円)を予約しておきました。
なにはともあれオリオン生ビール(中・770円)で乾杯。沖縄太もずく酢と本日の一品・ジーマーミ豆腐。もずくが特においしく感じました。
続いて島らっきょと海ブドウ。島らっきょは塩漬けだったので、醤油をかけなくてもかつお節がかかったのをそのままで充分でした。
僕の愛するクーブイリチー、クーブは昆布、イリチーは炒め煮。素朴な料理ですが大好き。
そして、誰もが知ってるゴーヤーチャンプルー。てぃーあんだは料理だけでなく、器や調度も素敵です。
王朝時代からの料理・ミヌダルは、黒ゴマのペーストで包んだ黒豚を蒸したもの。僕が初めて食べたのがこのお店でした。(←リンク先、開店1年後の2004年のエントリやん!)
沖縄ピーマン炒め。
そして圧巻の「お煮しめ盛り合せ」。僕は何度か食べたことがあって、是非みんなにも食べて欲しかったんです。
中心にソーキ、その回りを玉子の牛肉巻き・カステラかまぼこ・赤かまぼこ・大根・昆布・田芋のフライ・ゴボウ巻・野菜の豚肉巻が囲みます。ハンダマの紫がアクセントになって美しい。
沖縄料理に詳しいえて吉さん初め、みなさんお煮しめは初めてだそうで、食べてもらえて良かった良かった。っていうか、ここがなくなったらこんなの次にいつ食べられるかわかりません。
こちらはコース外メニューの沖縄天ぷら3種盛り合せ(750円)。アーサ(アオサ)とツナ・ゴーヤーのかき揚げ・スヌイ(もずく)。コロモがおいしいのでついつい食べたくなります。
オリオン生ビールから泡盛水割りにチェンジして、この北谷長老・一本松で2種類目。
ドカン!とソバイリチーは沖縄そばを使った焼そば。薄味でさっぱりいただけます。
もう少しアテが欲しくて追加した、おばぁのポテサラ(470円)は、海老とウズラ卵入り。この琉球ガラスのお皿もいいな。
この後、コースの〆にブルーシールアイスクリームが出てきてお開き。欲を言えば、フーチバジューシー(ヨモギ入りお粥)とかタームデンガク(田芋のきんとん)も食べたかったけど、お腹いっぱいの大満足。まもなく90歳になるおばあ(今も現役!)と久しぶりにお話しできたのも何よりでした。
…なんだけど、おいしかったなあ、やっぱりいいお店やなあと思えば思うほど、もうなくなってしまうのが残念で淋しくてなりません。阪神間でどこか沖縄料理のいい店あるかなあ…
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