洋食店の課題リストに入っていた、「グリルDAITO」にようやく行ってきました。「北野工房のまち」のトアロードを挟んで向かい側、路地を少し入ったところで、すぐに見つかりました。
昨年3月オープン、すっきりと、かつ暖かみを感じる店内はテーブル席以外にカウンター席もあり、ちょっとカフェっぽい雰囲気もあります。椅子がオブジェになってるの(写真右上)、なんか面白い。
ランチメニュー9種類+オニオングラタンスープ+週替わりと、選択肢が豊富。「オーダーが通ってから調理する為、最低でも15分程かかります」との注意書きが好印象です。ランチビールが最初の一杯200円でいただけるのもありがたく、当然いただきました。
メニュー数は多かったけれど、選ぶのにさほど迷いはありませんでした。初めて来たなら、恐らくこれを選ぶべきなんだろうなと感じた「DAITOハンバーグと香住産カニクリームコロッケの盛り合わせ」で、1950円。お茶わんで出てくる御飯は大盛りでお願いして、個人的にはこれで正解。
ハンバーグもコロッケも、どちらもこんもり厚みがあってボリュームたっぷり。
ハンバーグはふわっと柔らかく、お箸で割ると肉汁が出てくるタイプ。デミグラスソースはあっさりめです。
クリームコロッケも柔らかく、割るとベシャメルがトロトロ。上にのっかってるトマト系のソースと相性が良く、御飯がすすみます(ビールも)。このコロッケ、コロモをよく見ればわかるんですが、揚げてなくてオーブンで焼いているのだそうです(理由は後ほど)。なので、コロモが柔らかくてベシャメルのクリーミーさがより感じられるなあと思いました。
料理が運ばれてきたときには見えなかったのですが、赤だしを飲もうと思ってお箸を入れてみたらなんかゴロッとしたものを感じて、つまみ上げてみたらハマグリ(だと思う)が入っててびっくりしました。定食に付いてくる赤だしでこんなん入ってたの初めてやなあ。
ところで先ほどの「揚げないコロッケ」の件ですが、こちらのお店のシェフのお爺様およびその親族の方は、かつてトアロードにあった著名レストラン「ハイウェイ」の創業期の方で、お爺様は「浅間丸」という船でコックをなさっていたとのこと。嵐で大揺れすることもある船の中では、大量の油で揚げるのではなく、少量の油での揚げ焼かオーブンで焼いていたのだそうです。
…てなことを調べていたら、ものすごく参考になるサイトが見つかりました。洋食に興味がある方は、ぜひご一読を。
そうかあ、「ビストロジロー」はわかってたけど、今はなき「サンセール」もそうやったんかあ…
ともかく、相当奥が深いお店であることは間違いありません。週替わりランチが面白そうだし、寒くなってきたらオニオングラタンスープはぜひ食べてみたいし、その他のメニューも興味津々。ぜひこれから通ってみたいです。
{お店データ}
住所:神戸市中央区中山手通2-25-5
営業時間:11時半~14時半 18時半~22時
定休日:月曜(月1回連休有)
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