台湾に行ったことがある方ならご存じかも知れませんが、「胡椒餅」という食べ物があります。僕も全然知らなくて、10年ほど前に初めて台湾で食べました。一発で気に入ったのに日本で売っているところがほとんどなく、二度目に食べたのがマカオ、三度目がコロナ流行直前の2年前の台湾旅行の時でした(上の写真)。
2年前の台湾旅行では、3箇所で胡椒餅を食べることができました。上の写真は、ポインタを載せれば矢印が現れるスライドショーになっています。
では「胡椒餅ってなんやねん」ってことですが、むっちゃ雑に説明すると「固いフランスパンのような皮の焼き豚まん」とでも申しましょうか。中身は胡椒が効いていて、皮はパリパリというよりガリガリに近い感じ、サクッではなくザクッ。固めに仕上げるには高温で焼く必要があるらしく、インド料理店なので見かけるタンドール釜のようなものを使っているお店もあるようです。
その後神戸の台湾イベントで食べたりもしましたが、その少し前から「京都で胡椒餅専門店が出来た」という情報を得ていました。
先日やっとそのお店・「福丸」に行くことが出来ました。京都にはちょくちょく行ってるからちょっと寄ればいいようなもんだけど、最寄り駅が阪急の西院なので都合が付けにくかったんです。
本来はお店の中でも食べられるんですが、この時はまんえん防止等重点措置期間中だったので、持ち帰りのみでした。
店内に入ると焼き上がった胡椒餅がずらり。黄色い袋に入った白ゴマ付きが味噌味、白い袋に入った黒ゴマも混じってるほうが醤油味と、見分けがつくようになっています。
一つずつ買って、味噌味はすぐに外で食べますと言ったら、胡椒餅を焼いているタンドール釜で温めてくれました。
皮はけっこう硬め、やはりこうでないといけません。中のアンは、味付きの豚肉ゴロゴロ、豚肉の強さに負けない九条ねぎたっぷりで、記憶の中にある台湾で食べたものと変わりません。台湾に行かなくても胡椒餅が食べられてうれしいなあ。
持って帰った醤油味は、オーブントースターで温めてからいただきました。味噌味も醤油味もどっちもおいしかったんだけど、どっちかといえば味噌味のほうが好み。ボリュームとしては(個人差あるでしょうが)おやつ感覚なので、その気になれば3つくらいはぺろっとイケそうだから、2種類とも食べるのが理想的でしょうね。
久しぶりに食べられてすごく嬉しかったんだけど、しかし何でこれが食べられるお店が横浜にはあって、神戸にないんかなあ。南京町あたりにお店を出したら絶対売れると思うねんけど。
電話:075-812-1601
住所:京都市中京区壬生仙念町31
営業時間 :11時半~20時(売り切れ次第終了)
定休日:月・火(祝日の場合は営業)
◎残念ながらこれは終売のようです…(実は既に買っています)
これがなくても自作できるでしょうが、焼く温度が問題ですねえ。
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