注)今回のエントリは(も)長いです
この日は平日で天気が良かったので、電車に乗って海を眺めながら垂水の「marzi-pan」までベーグルを買い出しに行って、どこかで昼ご飯を食べるつもりでした。垂水と言えばついつい「てんや」に行きたくなるところ、少し前に行ったしなあと車中で別の店を探していたら、「Olive」というフレンチの店が見つかりました。
最初に見つけた情報は移転前のもので、去年の5月に垂水駅前の「レバンテ垂水1番館2階に移転したことが判明。で、その建物はすぐにわかったんだけど、2階に上がってから店にたどり着くのがすごく難しくて(上の写真の15番です)、諦めて同じフロアのサイゼリヤに行こうかと思ったくらいですw
※この写真は帰りに撮ったもので、この現在地位置からだとわかりやすいです。
やっとお店にたどり着いたら、入口の間口が狭くひっそりした外観で、こりゃ知ってる人じゃなかったら絶対来ないでしょう。
ランチの価格は大体わかっていました。どんなんかようわからんし、ちょっと贅沢ではあるけれど、ここはひとつ虎穴に入ってみようと。
店内は細長く、テーブル3卓のみ。こぢんまりしてて落ち着けて、いかにも隠れ家っぽい雰囲気。初めてなので1900円のAコースをお願いしました。(スープ・メイン料理・デザート・パン・コーヒーor紅茶、税サ込み)
料理が出てくる前に、温められた自家製パンとオリーブオイル(小豆島・岬工房製)を持ってきてくれました。パンはこの後もなくなり次第温めたのをサーブしてくれます。後でわかったことですが、シェフが兄・この女性が妹のきょうだいと、お母様のご家族でお店をやっておられるそうです。
そうこうしているうちに運ばれてきた「鳴門金時と人参のスープ」を一目見て、これはギャンブルに勝ったと確信。見目麗しく、舌触りなめらか、2つの素材がミックスされた軽やかな甘味。こんなスープが出てくるんだったら、メインはどんなんやろと期待せざるを得ません。
で、期待を裏切ることなくメインの「明石鯛のポワレ ブールブランソース&オレンジと赤ワインのソース」が登場。
さすが垂水、明石鯛が出てきましたなあ。シンプルな調理法にシンプルなブールブランソースがばっちり決まっています。鯛の他にもホタテ・蓮根・茄子が盛られていて、気分次第で手前のオレンジと赤ワインのソース(これも良かった)でもどうぞという趣向。パリッパリに焼かれた皮もむちゃうまだし、まだお酒類が飲めない時期だったので、ある意味大変でしたw
明石鯛に大興奮のあとに出てきたデザートも、これまた期待を上回る質と量。巨峰のタルト/レモンのソルベ/パンナコッタマンゴーソースと3種味わえて、コーヒーも付いて、これで1900円は超安やん!
食後にお店の方と話していたら、フロア担当の妹さんはパティシエでもあることが判明。一部のデザートはシェフも作っているそうで、ファミリーでフレンチやってるってすごくいいなと思いました。だからこんなに気さくな雰囲気で、リーズナブルにいただけるんでしょうね。
垂水の前には土山で「ブロッサム」というお店を20年近くやっておられたようで、そりゃまあ知ってる人は知ってるんでしょうけど、個人的にはかなりな穴場発見の気分です。お酒も飲めるようになったことだし、近々ぜひ再訪せねば。垂水駅から近く、飲んだあと電車で楽に帰れるしね。
(お店データ)※平常時
住所:神戸市垂水区日向1-4-1 レバンテ垂水1番館 2F
電話:078-705-0035
営業時間:11時半~15時 17時~21時
定休日:水曜
このエントリを読まれたWakkyさんがオリーブに行かれました。道順など大いに参考になりますのでぜひご覧下さい。
コメント
うわー、垂水にこんなお店があったんですね (^^)
しかもとても¥1,900とは思えない内容…
スープのそうですしメイン料理のソースも美味しそう♪
これは行かねば!
たまたま出会ったんですが、我ながらけっこうな当たりを引いたもんだと思っていますw
垂水というとどうしてもメインは海産物のイメージですが、当然それ以外もあるのでご心配なく。
ぜひ行ってみて下さい!