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木灰そば 太陽人/もっかいそば てぃだんちゅ(神戸・六甲道)※追記あり

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JR六甲道駅のすぐそばに沖縄そば屋ができているという情報が入ってきました。その気になればそれっぽい沖縄そばを食べられないこともないけれど、なんと立ち食いメイン・沖縄独特の茹でてから油をかける麺ではなく生麺使用・加えて沖縄でも数少ない手法で麺を打っているとなれば、興味が沸かないはずがありません。
 

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改札口を出て南隣のビルに移り、一つ下の1階に降りたら、「木灰そば 太陽人」はすぐに見つかりました。沖縄県外で自家製麺をする場合「沖縄そば」という名称を使用することができないため、この屋号になったそうな。

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(上の写真は、ポインタを載せれば矢印が現れるスライドショーになっています)

沖縄そばというとゴワッとしてるというかちょっとモソモソした食感が特長なんですが、かん水を使わず灰汁(あく)を使った沖縄そばは何軒か経験があり、ゴワッとしてたりしてなかったり色々でした。
◎参考リンク:すばの細道(2)独特すぎるその食感/さとなお.com
 

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(エントリ内の写真はクリック二度で大きくなります)

そばは基本の木灰・唐人・白湯以外にも色々あり、オプションとしてソーキ・ラフテー(この日は品切れ)、オリオンビールや泡盛も。いくら立ち食いメインとはいえ、生麺使用でかけ290円は安いなあ。
 

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店内は基本セルフの立ち食いですが、2席・4席のテーブルもあります。まあこの価格設定なんだから、泡盛飲みつつ長居するわけにはいかないですね。
 

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注文してから麺が湯がかれ、出来上がりを取りに行ってテーブルへ。こちらは木灰(もっかい)そば+ソーキで490円。かつおぶし(右下)がセットになっていて、好みでトッピングできます。

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そばの上にはネギと針生姜、鰹節・昆布・豚出汁からなる塩ベースのクリアなスープは薄味ですごく上品。麺は、オープン当初の細め平麺から今は細いストレート麺に変わっており、ちぢれもなくすらっとしてごわごわ感はなし。生麺から茹でたせいなのか、とにかく単純に「麺がおいしい」。いわゆる「沖縄そば」のイメージを持ってかかると面食らうかも知れませんが、このスープと麺の組み合わせはシンプルに「ああ、これいいなあ」と思いました。
 

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ソーキは骨がなく、お箸で切れるほどホロホロ。僕は沖縄そばにソーキは特に必要とは思ってないタイプなんで、できればこれをアテにビールか泡盛飲んで、仕上げにそばをいただくのが理想です。
 

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もう一つの「唐人そば」はスープ以外は木灰そばと同じ。かなりまっ茶ッ茶のスープを見て、京都の新福菜館を思い出しました。

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見た目ほど醤油辛くはなく、木灰そばのスープの塩っ気を薄めとするならこちらは標準、木灰そばの上品さを貴族とするなら、唐人そばは庶民といったところでしょうか(ようわからん表現でスミマセン)。食べる前は醤油抜きのほうが好みなんだろうと思っていましたが、食べてみるとこっちのほうが好きかも知れません。もう一つの白湯そばとか、胡麻が入ったのとかも早く食べてみたいなあ。

沖縄そばの麺って蕎麦じゃなく小麦で作るから、中華麺と同類なんですね。それにあっさり出汁を合わせるってのは、考えてみれば姫路のアレと同じ。後日店主さんのクラウドファンデイングページを見つけて、この木灰そばのルーツが「えきそば」だったと知り、ああそうだったのかと色々合点しました。
しかしこのレベルの沖縄そばが290円で食べられるとは、六甲道周辺にお住まいの方が羨ましい限りです。駅から近いしまた食べに行こうっと。

{お店データ)
住所:神戸市灘区深田町4-1-39 メイン六甲 1F
営業時間:11時半~15時
 (火曜のみ17時~21時だが5/21現在自粛中)
定休日:水曜
 

【以下、2020年7月2日追記】
お店のフェイスブックの情報によると、7/2にリニューアルされ、フルサービスに変更・出汁や麺を改良・同時に最大100円程度値上げされるようです。アグレッシブで楽しみですなあ。
 

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