旅先なんだから早起きして行動すりゃいいのに、夫婦そろってのんびり屋なもんで、10時前にホテルをチェックアウトして路面電車で移動。といっても行く先は3駅先(^_^;
行き先は、かつて日本史でも学んだ出島。恥ずかしながら今も海に突き出してるもんだと思ったら、それは当時の話で、時が経ち周囲が埋め立てされて今やどこが島だったのかわからん状態になっていました。でも復元されて一般公開されてからまだ1年半しか経ってないだから、知らなくてもしょうがないか。
入場したら運良くボランティアさんによるガイドが始まったところだったので、ちゃっかり合流。話は面白いし、へえそうやったんか〜の連発。
明治期に役割を負え、埋もれていたものを60年程前から復元に着手されたのだとか。思っていたよりも見所が多くもっとゆっくりしたかったのですが、帰りの飛行機の時間とか昼ご飯のことを考えるとガイドの途中で離脱せざるを得ず、とても残念でした。
長崎市内から空港までのバスは混み合うので(しかもこの日は日曜)、確実に乗るためにはJR長崎駅付近から乗るのが堅い。そちらへ向かう途中でブランチをと思っていたら、かの有名なカステラの文明堂本店に遭遇。神戸でも買えるんだけど、オーラを放ってる建物だったのでちょこっとお土産を買いました。
今回の長崎旅行での最後の食事はぜひちゃんぽんと皿うどんでと思い、出島を出てから2軒ほどトライしてみたものの縁がなく、時間がなかったのでしょうがなく長崎駅の駅ビルへ向かい、選ぶ余裕もなく「皇上皇(こうじょうこう)」へ飛び込みました。上の写真は帰りに撮ったものですが、けっこう待ち列できてたのでもう少し入るのが遅かったらヤバいところでした。
この手の点心系にも惹かれたけれど、悠々とこんなの食べてる場合じゃない。
迷うことなくちゃんぽんと皿うどん(細麺)のギョーザセットとビールをオーダー。
ちゃんぽんの具は、キャベツ・人参・もやし・きくらげ・豚肉・げそ・牡蛎・蒲鉾二種。具だくさんで彩りきれい〜
太麺で白濁したスープは見た目よりあっさり。友人に訊いたところ、ちゃんぽんに牡蛎は地元では当たり前なんだとか。
皿うどんも具はほぼ似たような感じで、牡蛎の代わりにあさりが入ってたかと。味付けはやや甘め、最初はこのままで・途中からは地元流にウスターソースをちょっとかけていただきました。
細い揚げ麺が、最初はパリパリ・時間が経つにつれアンを吸ってしんなりしてくる変化も魅力の一つ。ビールのアテなら、ちゃんぽんより皿うどんですな。
歴史あるちゃんぽん皿うどんが世代交代により味が変わり、地元でもリンガーハットを勧める人がいるとか。確かにリンガーハットは美味しいけど、地元ならではのお店を大事にしたいですねえ。
この後駅からバスに乗って空港に向かい、昼過ぎの便で関空に戻りました。滞在時間ほぼ24時間、全くの駆け足だったので観光も食事も全く物足りませんでしたが、久しぶりの長崎はやはりいい街でした。是非また再訪するぞ!
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