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熊本ウマい旅(1)〜まずは名物・太平燕

6月の末にえて吉さんと一緒に熊本へ行って来ました。なんで熊本かというと、えて吉さんが以前行ったことがある市内のColon(コロン)っていうバーのマスターと親交があり、地震で被災されたものの店を再開させて頑張っておられるので是非会いに行きたい。それに加えて、ボランティアするには体力的にも自信がないので、せめて「フツーに熊本観光」しに行きたい、ってな主旨に賛同したもので、僕も同行させてもらうことになったという次第です。
 参考エントリ:こんなの食べたよ:熊本の「バー コロン」から「伊藤家のスイカ」到来!!

「フツーに熊本観光」と書きましたが、僕らのことなので興味の対象はほぼ飲み食い。例によって写真多め・文章少なめで、何回かに分けてエントリをあげていきます。僕は熊本は初めて。結論を先に書いておくと、たまたまかも知れませんが「ハズレなし・おいしいものだらけの旅」でした。

20160627熊本
出発前にえて吉さんとやり取りし、2泊3日で初日は熊本市内泊、2日目はレンタカーを借りて少し離れたところにある民宿まで遠出することになっていました。僕らが行った6月末の段階で、阿蘇くまもと空港は3階レストラン街など一部施設が閉鎖されていましたが、それ以外はほぼ平常。空港から市内へ向かうバスの車窓からは、ブルーシートがかけられた建物があちこちに見られました。

20160627熊本
日程を決めた段階から覚悟はしていたものの、まだ梅雨の真っ最中で旅行中時折かなりな豪雨に見舞われました。ただでさえ地震で被害が出ているのに、もういい加減にしてくれよって気分だと思います。

20160627熊本
市内に到着後、ホテルに荷物を預けて昼メシどころを探しつつ中心部をウロウロ。あちらこちらにこのような表示が見られます。神戸の時は「がんばろう神戸」だったけど、こちらは「負けんばい!」とか「がまだすばい!」とか土地の言葉で色々バリエーションがあり、暖かみとか連帯感とか力強さを感じました。

20160627熊本
中心部は一見通常通りに見えます。でも、よく見ると営業再開できていなかったり工事中だったり、当然ながらまだまだ復旧途中。そりゃあそうでしょう、神戸だって震災後いまだに更地のままのところがありますもんね。

20160627熊本
さて、熊本最初の食事は昼時ということもあって「熊本では学校給食に出るくらいポピュラーなのに、熊本以外ではほとんど知られていない」太平燕(たいぴーえん)にしようということになりました。僕は熊本に来ること自体初めてなので太平燕経験なし、えて吉さんは経験あり。さてどこで食べようかとかなりな距離を歩き回ったんですが……

20160627熊本
一つ上の写真の下通・上通商店街を始め、一本東側の駕町通りとか、中心部の繁華街はけっこう歩き回ったつもりです。でも、太平燕をおいているはずの中華料理屋が何故か「ない」。見つかったのは餃子の王将と、以前えて吉さんが食べたことがある「紅蘭亭」とその支店(満席)だけ。えて吉さんはできれば前回と違う店で食べたかったでしょうが、熊本まで来て王将っちゅうのもナニなので、自動的に紅蘭亭に決定となりました。

20160627熊本

(エントリ内の写真はクリック二度で大きくなります)

予備知識は全然無かったものの、店頭メニューを見ただけで、こりゃけっこうな老舗できちっとした店だということが一目でわかりました。酢豚と呼ばず「酢排骨(スーパイコー)」だとか、鶏の唐揚げが漬炸鶏(チンザージー)」だったりとか、色々こだわりがあるようです。

20160627熊本
平日2時前にもかかわらず店内満席。支店も待ち列出来てたし、よく流行ってますなあ。

20160627熊本
こんなに流行ってても2階はクローズ。震災の影響で営業再開が出来ないそうです。他の店でもそうでしたが、修理をしたくても業者さんが引っ張りだこで回ってこないとか。ちなみにこのエントリを書いてる8月初めでもまだ2階は休止中のままでした。んー、なんとかならんもんでしょうかねえ。

20160627熊本
ともあれ、僕的には初めての太平燕が登場。ぱっと見はチャンポン風というか八宝菜風というか。

20160627熊本
スープは鶏ガラ+豚骨だそうで、白濁していてもあっさりめ。大きな特徴は、麺が太めの春雨であること。そして半分にカットしてあるゆで卵は薄く衣が付いた揚げ玉子になっています。おもしろいなあ、この組み合わせ。九州系なのでもっとがっつり来るかと思いきや、全体的に柔らかい味なのがちょっと意外。なるほどこういうものやったんやなあ。
これはこれで面白かったけど、次回ここに来ることがあったら是非酢排骨を食べてみたいもんです。(←実は酢豚好き)

*参考エントリ

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