鳥頭ブログのやっさんから「また哈爾濱(はるぴん)で宴会するので参加しませんか」とのお誘いがありました。大開通にあるこのお店、正直見かけはパッとしませんが、実はかなり安くておいしくて本格派。大将のルーツ・中国東北地方の料理を食べようと、初めて宴会したのが3年半前。参加者4人でお腹はち切れんばかりに食べまくったその再現をということで、参加費4000円・飲み物別・料理はおまかせの会に参加してみたら、なんと今回は総勢14名(だったと思う)が一つの円卓をギチギチに囲む大宴会となりました。いやあ、すごかった。
以下、会話を楽しんでたのと品数がメチャクチャ多いのとメニューがなかったので、食べたものの写真あげまくって感想のみ記していきます。
最初はサラダ。キャベツ・人参・きゅうり・キクラゲなどごくフツーの食材だけれど、食べてみたらちょっぴりパクチー風味があってドレッシングもおいしかったです。
豚の皮?を元にした煮こごり。臭みや脂っこさは全然なく、すごく淡泊な味わいのプルンプルン。底に豚皮のみじん切りが仕込まれていたりゆずがかすかに香ってきたりと、なんちゅうことない見かけなのにけっこう手が込んでいます。
前回同様、中国東北料理でないのも出て来るし、料理が出て来る順番はセオリー無視でなんかようわかりませんが、とにかく春巻。あんまりこういうフツーなのはあえてオーダーしないんだけど、ここのはおいしいんです。何もつけずにこのままで。
続いてエビチリ。前回はうずら玉子入り、今回はなしだったけれど、これもうまいんです。けっこう大きなブリブリエビ使用、ご飯が欲しいとの声多数。
干し豆腐を使った炒め物。お惣菜ぽくっていいですねえ、これは中国東北地方料理かも。
煮豚、皮付きトロトロ。こっくり味がしみこんでいて紹興酒に合う合う。赤身部分もいいけれど、皮や脂身部分のほうに魅力を感じました。これもご飯に乗っけたらおいしいだろうなあ。
この日一番印象に残った料理。豚肉(だったと思う)とじゃがいもの炒め煮みたいなもので、味を吸ったじゃがいもがやたらうまい。そもそもいも自体が旨味を持ってるようで、帰りに大将に聞いたところによると、じゃがいもを(揚げたあと?)ガチガチに干したものを使ってるんだそうで、厚めにスライスしてあって、戻す前のを囓ってみたら歯が折れそうなくらいでした。寒い地域ならではの保存方法であり保存食なんでしょうねえ。
青梗菜入りのコーンスープに見えますが、つぶつぶは小さなすいとんのようなもの。素朴な味わいでしたのリセット。
前回も出てきたなすとピーマンの炒め物に今回はじゃがいももプラス。単純な味噌味ではなく、何を使ってるのかようわからん味付けで、これもご飯が欲しくなるぞ。
ここでいかにも中国東北料理チックな、羊肉の炒め物クミン風味。いい塩梅に野趣が残してあって、マントウに挟んで食べたくなりましたねえ。これも印象的でした。
めっちゃピンボケですんません。エビと山芋他色々野菜の炒め物だったと思います。
牛タンの炒め物・にんにくの芽と赤ピーマン。うー、なんぼほど出て来るねん。
イカとロマネスコの炒め物、ここでこれが出て来るかって感じでしたが、あっさり塩味でいけてしまいます。
みなさん相当健啖家揃いのようでしたが、さすがにギブアップ。なんだかまだ用意してた料理があるような様子でしたが、このあと苺が出てきて終了。全部で16品のおまかせコース、圧巻でございました…(といいつつ、個人的には最後に麺か炒飯食べたかったんだけどw)
円卓ギチギチで狭苦しかったけれど、2つに別れるより1つのテーブルで初めての方とも顔合わせながら、楽しく食事が出来て良かったです。やっぱこれだけ人数集まると、中華はお得感満載ですなあ。欲を言えば、前回うまかったフカヒレスープも食べたかったっす。
コース料理じゃなくっても、お昼間に海老玉子とじご飯とか肉飯だけでもさくっと食べに来て下さい。水餃子もおいしいですよ。
{お店データ}
住所:神戸市兵庫区大開通10-3-9シャトー第3神戸101
電話:078-578-2186 営業時間:11時~22時 お休み:1月1,2日
コメント
前回の宴会もすごいと思いましたが今回もスゴイ量ですねぇ。
王将のメニューには並ばないような家庭料理がいくつもあるのがいいですねぇ。
こういう現地のお総菜っぽい料理に特に惹かれますわ。
人数が多かったので、品数もすごかったです。
当初、今日は20品出るかもとの噂もあったくらいですw
やたらご飯が欲しくなるのには困りましたが、お惣菜っぽいのはおもしろかったですね。