【旧】foodish：”雑”食記

西市民病院近くの「哈爾濱(はるぴん)」って外観イマイチなので(失礼)、初めて行った時はギャンブル気分でした。ところがここの水餃子が素朴な味でおいしく、その後何度か食べたりしてるうちに、「ひょっとしてここの大将の出身地・中国東北地方の料理みたいなのって、すごくおいしいんじゃないだろうか」と思うようになりました。その後、頻繁に通ってるやっさんと話をしてて意見が一致、「是非夜に食べに来よう、それもおまかせで」ってことになり、のぶ。さんとakiさんに加わっていただいて、4人で行って来ました。



コースは3000円かららしいのだけれど、この日は＠4000円でお願いしました。どんなものが何品出てくるのか全く不明ながらも、中華のコースと言えばまずは前菜です。クラゲはまあフツー、自家製チャーシューは味が深くておいしい。そしてそしてこの蒸し鶏、旨味をたっぷり含んだ蒸し鶏と、その上にかかってる鶏ゼラチンのジュレみたいなのが相まって、すごく重層感のあるおいしさでした。うまかったなあ、これは。



続いていきなり揚げ物が出てきたのでちょっとびっくり。以下、料理を出す順番についてはセオリー無視、あんまり気にしてないようです(笑)
左は、梅肉風味の鶏のからげというか中華風天ぷらというか。胸肉使用なのにバサバサ感なく、しっとりと揚がっています。


この春巻き、何故だかトウモロコシみたいな甘〜い香りがすんねんなあ。



続いて牛バラ肉の煮込み・松茸入りは、八角が効いたお馴染みの味の豪華版。なんやろこの松茸、冷凍なんやろなあ。ちゃんと香ってましたよ。
この日のアルコールは最初は瓶ビールばっか、後半は紹興酒をそのままで。食べながら飲んでるのにもかかわらず、この辺から白ごはんがすごく欲しくなってきますｗ



続いてかなりでっかい海老使用の海老チリ・ウズラ玉子入り。隣の中国人らしき男性2人組は、これをおかずにワシワシ白ご飯食べてました。僕らはごはん食べてないけど、このあたりでややお腹一杯気味。



お次はかなり立派なサイズの鯛を使った、白身魚の唐揚げ甘酢あんかけ。これもうまいんだ〜、ごはん欲しくなるんだ〜、でもお腹一杯になってきたんだ〜



で、今ごろになってというかなんというか、ここでフカヒレスープ登場。ここで出すかなあ(爆)


ところがこれがフカヒレたっぷりで、やたらうまい。みんなお腹一杯なはずなのに、ズーズーと入っていく。フカヒレスープがうまいと思ったのは久しぶりでした。



もういい加減満腹になったこの段階で、あっさりとイカの炒め物。ちょこっとつまんだらこれまたイイ感じなんだけど、お腹に余裕なくこれは持ち帰りをお願いしました。



もう満腹と思っていたら、ここで予定外の茄子とピーマンの旨煮？みたいなのが登場。家で食べるお惣菜みたいなものらしいんですが、何でどう味付けしてるのかわからんがすごく素朴でおいしい。こういう「客が注文したい料理でなく、店が食べさせたい料理」を望んでたもんで、みな大喜びで満腹にもかかわらずなぜか完食。



もうギブアップだったはずなのに、〆にごはんか麺ということで、自動的に出てきた炒飯。みんな何度もお腹一杯と言ってたくせに(僕も)、何故か最後のこの一皿もきれいさっぱり空になりました。


4人でビール4,5本と紹興酒一本飲んで、1人5000円弱。なんか間違ってんのとちゃうかーみたいなお勘定で、腹具合からすると次回は＠3000円で充分かと。あるいは質上げて量減らしてもらうか。
どれもおいしかったけど、あえて言うなら前菜の蒸し鶏・フカヒレスープ・茄子とピーマンの旨煮。隣の家族連れが食べてたレタス包みもうまそうだったなあ。ほんと、ここは見かけによらないですよ。是非ランチからお試しを。


{お店データ}
電話：078-578-2186　住所神戸市兵庫区大開通10-3-9
営業時間：11時〜22時　定休日：1月1,2日