まだぎりぎり松の内という頃に、新年のご挨拶を兼ねて「佳景」に行って来ました。
行ってみてわかったんですが、お正月休みが明けて以降の何日かは、いつもと違っておせちバージョンなんだとか。こんなん出てきたら日本酒飲むしかないやん。ごまめはカリッとクリスピー、ほんのりカレー風味の捻り技。黒豆堅めで僕好み。
八寸もいつもとちょっと違います。かまぼこにはかんずりをちょいと挟んで、数の子と牡蠣は味噌漬けに、焼穴子は朝から開いて女将が焼いたそうです。その他なんだかんだとこだわりと技が詰まりまくってて、ますます日本酒が進む進む。
で、こちらは女将からのお年玉w 僕も食べるのは初めての高級珍味バチコ。バチコ(干しくちこ)とは、ナマコの卵巣に塩をして乾燥させたもので、その姿は三味線のバチに似た三角形になっています。
この写真の一切れが1.5cmほど、口に入れてみたら、なんじゃこれは。一切れの半分でおちょこ2杯は軽く飲めてしまえそうな、超濃厚・凝縮された旨味が強烈です。すごいなあ、無茶苦茶危険な珍味やなあ。こりゃあいい経験をさせてもらいました。
ここまでですでに二食分位の満足度ですが、まだまだ色々出て来ます。毎度ながらの卵かけご飯は、お正月だろうがなんだろうがやっぱりいつ食べてもうまい。
数日前まで締めは白味噌仕立てのお雑煮だったそうですが、この日はぜんざい。妙に甘ったるくなく締まりがあって、小豆のいい香りがする上物でした。
僕はいつも遅めの時間に行くので、お客さんも少なめ。女将さんと何だかんだ話しながら、おいしいものをいただいて過ごす時間は、ほんとにいいリフレッシュになります。
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