先週佳景に行ってきました。随分久しぶりのような気がしてたんだけど、4月の末に行ってたとあとで気づきました。
まずはビールをお願いして、定番の胡麻豆腐でグビッ。季節が春から夏に変わっても、この出だしはいつも通り。
この日の一週間ほど前の半夏生が関係あるのかないのかわからないけれど、二番目には蛸と胡瓜の酢の物。器も夏らしく涼しげでいいですなあ。
そして次に出てきたのが、鱧寿司。ちゃんと調べてませんがここでお寿司をいただくのは初めてじゃないでしょうか。訊けば、7月の祇園祭の頃に二週間だけ出されるそうで、鱧は早朝から女将さんが自分で焼くのだそうです。お父さんがお寿司屋さんだったので、酢飯もお手の物。生意気な言い方をさせていただきますが、トータルで塩梅抜群。こりゃあ日本酒と一緒にいただくしかないでしょう。この鱧寿司、この日の一番。できるものなら追加でいただきたかった…
前回来た時から器が変わった八寸にも夏の工夫が。ゴーヤーにチーズを射こんで焼いたのが入っています。こんにゃくの味噌焼もお酒が進む進む。
煮物はひろうすと初めて食べるオカヒジキ。丘にはえるひじきでオカヒジキというそうで、雑に言うならより歯応えのある水菜って感じでしょうか。初めての食感でひろうすとの組み合わせが面白かったです。
そしてフィナーレは、鰯の粕漬けだったかにお漬け物、この日は白味噌時立てのお味噌汁に玉子焼き。
定番ものはいつ食べてもおいしいし、季節ごとの料理もまた面白い。女将さんや他の客さんとの会話も含め、気持ちよくおいしくくつろげる大好きなお店です。できることなら月一回くらいのペースで来たいなあ。
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