youtubeで知った中華料理店「味良久(みらく)」が良さげだったので(特に宴会用途に)、えて吉さんに付き合ってもらって下見がてら昼時に行ってみることにしました。
店頭のランチメニューは1000円アンダーが基本で、ちょっと豪華めなセットメニューもあり。実際にはこの程度のメニューじゃ済まないのは予習済みです。
駅近とはいえ下町の、そんなに間口も広くないお店の割には、メニューがむちゃくちゃ多いんです。気軽に食べられる定番もの以外に、飲茶も中華の鍋も、予約すればスッポン鍋や北京ダックもあります。これだけメニュー数が多いと、何人かで集まって色々食べてみたくなるじゃないですか。
とはいえいきなり宴会というわけにも行かないので下見に来たわけで、色々食べられる味良久点心セット(2000円)を一つとって、後は気分で単品を追加することにしました。
ビールで乾杯して、コースの最初・前菜盛り合わせは、ザーサイともやしのナムル。これ食べて、あ、何となく大丈夫って感じました。
二品目はコース外の単品で、えて吉さんが好物の蒸し鶏。ぶっちゃけ759円の割には量が少なめに感じましたが、食べてみるとけっこう個性的でした。細切りではなくやや荒めに切ってあり、鶏から出たコラーゲンをゼリー状にまとっています。食感も味わいも今までにないタイプで、これは面白いと思いました。
コースの二品目にメインが出てきました。海老チリ・鶏唐揚げ・黒豚つくね黒酢あんかけにサラダ添え。もともと量が多くないのを二人で分けたのでようわからんかったんですが(フツーにおいしかったです)、この中ではどうってことないように見えるつくねが特においしかったです。
このあたりから、飲み物をビールからあったかい紹興酒にチェンジ。安いのをボトルごと頼んだらマスターから「いいですねえ昼間からたっぷり飲めて」と言われましたが、そのとおりですw
メニューにかかれたコース順では二番目のはずの蒸し点心三種は、ちまき・緑のは野菜餃子・白いのは豆腐餃子。
お店のメニューではこれらの餃子を単品で頼むと、蒸し・焼き・水など食べ方を選べるんだけど、五種類盛り合わせにすると焼きしか選べないので、蒸しで二種類食べられたのは良かったです。ただしこれまた分けて食べると少ないので、もっとたっぷり食べたかったですね。
コース四品目はあっさりミニラーメン。ミニって感じはしなかったけどなあ。澄んだ鶏スープのシンプルな味わいと細麺が合って、とても良かったです。ランチの炒飯&ラーメンセットだとこのラーメンが出てくるのかなあ、いい組み合わせやなあ。
コースのデザートは後回しにしてもらって、単品でタルタル海老春巻き(1090円)。おいしかったんだけど、えて吉さんも僕も感想としては、ノーマル?春巻きを食べてみたかったです。
単品追加で、山海具材入り黒もち米入りおこげ(2190円)。注文したらマスターが「カキ大丈夫ですか?」って訊いてくれたので、もちろんオッケーしました。
中華のおこげってアンをかける時にジャ〜って音がして、華やかさがあっていいですよね。いろんな意味で豪華でしたねえ、これは。ボリュームもたっぷりだったし、満足度が高かったです。
変則的なオーダーで昼間っから好き放題飲み食いして、お勘定は一人あたり5000円ちょっと。下町の中華料理屋としては安い部類とはいえないかもしれませんが、内容的には(あんまりこの言葉使いたくないんだけど)街中華レベルより確実に上。宴会するならコースは2500円からあるし、ラムしゃぶのコースも面白そう。でも、できることなら、食べたいものを単品でいろいろ注文してみたいなあ。
{お店データ}
住所:尼崎市立花町1-13-10
電話:06-6428-3585
営業時間:11時半~14時 17時~23時
定休日:月曜
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