今回の京都行きでは、今まで来たことがない島原地区を訪れました。
「京都島原案内」より引用〜
江戸時代以来の公許の花街で、江戸中期には和歌俳諧等の文芸も盛んなところでした。一時期は島原俳壇が形成され、与謝野蕪村等によって文化サロンの場となり賑わいました。吉野太夫はあまりにも有名で、幕末には新選組等がよく利用し、維新胎動の地の一つとなりました。
いくつかあった目的の一つは、特別公開されていた置屋・「輪違(わちがい)屋」を見学すること。…と偉そうに書いていますが、実際は古い建物好きな妻の希望で、僕はそのお供。
普段は非公開ですが、9月末まで期間限定で1,2階ともボランティアの方による解説付きで見学させていただけます。1階は写真撮影可ですが、2階は不可。上の輪違屋のリンク先で見られる2階の傘の間の襖にはほんものの傘紙が貼ってあるそうで、デザイン的にもポップですごく興味深い物でした。
*参考リンク:京都島原の花街が遊郭と間違われてしまう訳
はてさて。当然の如く、僕は花より団子。昨夜は祇園でちゃんとした和食をいただいたので、一夜明けての昼食は洋食気分。検索してみると、旨い具合に嶋原(島原ではなくこうとも書くそうです)商店街にデカくて素敵な暖簾を掲げた洋食屋さん「トマトさん」があ〜るじゃないですか。
きっと細身のオーガニック好き若オーナーかなんかがやってるに違いないと暖簾をくぐってみると、全く予想がはずれて、ドカンと陽気なご夫婦でやってる地元密着系。カウンター席4席、テーブル席が3卓ほどの店内はアットホームな雰囲気で、僕らが入店した後には地元のおっちゃんが一人でやってきて、奥さんと地元話で盛り上がってはりましたw
ランチメニューは単品系かあるいはそれらを組み合わせたセット系か。一見するとハンバーグがウリのようで、注文してからペタペタと空気抜きをする音が聞こえていました。オムレツの中からチーズハンバーグが出てくるのがなんでスピルバーグランチなのか、聞いときゃよかったな。
ビール飲みながら待つことしばし、まずは妻チョイスの「るんるんランチ・1200円」がド〜ンと登場。生野菜を中心に、ハンバーグ・マカロニサラダ・玉子焼き・茄子の煮物(だったと思う)・海老フライ3尾・ケチャップスパがぐるりと取り囲む迫力盛りに、こりゃすごいわとちょっとビビりました。
るんるんと来たら「らんらんランチ・1200円」をイっとかないといかんでしょうで、こちらは鶏胸肉の片身丸々唐揚げとハンバーグの組み合わせ。うーむ、どっちかは単品系ランチにすべきだったなとは思ったけれど、出された物は全部食べるのが流儀。妻の分もちょっと助けながら、おいしく完食しました。
場所柄からすると少し高めかなと事前に思いましたが、出てきたものとそのボリュームからすれば納得。入店前に勝手に想像したのとはかなりイメージが違っていましたがw、地元の方々の会話を聞きながらモリモリ洋食いただくのもある意味京都らしく、楽しくおいしくゆったり過ごせるお店でした。セット系はかなりヘヴィなので、ビフカツ単品ランチがあったら良かったのになあ。
{お店データ}
電話:075-351-4341 住所:京都市下京区二人司町2
営業時間:11時半~15時 17時~21時 定休日:無休
コメント