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突然京都へ2〜祇園もりわき(京都・祇園)

20140906祇園もりわき
京都行きが決まったのが金曜。翌日土曜の晩ご飯どころを探していいて、そうや、関屋さん(ほんとは江里さんと呼ばねばならない)のサイトで探してみようと思い立ち、そこで見つけたのが「祇園もりわき」。今年8月28日にオープンしたばかりで、今のところネットで検索してもほとんどヒットしません。場所は、旧祇園ホテル/現在アパホテルEXCELLENT京都祇園の裏側。このあたりのゾーン、夜に行くのは初めてでしたが、風情あっていい街並みです。

20140906祇園もりわき

〈玄米スープ〉

この日お願いしておいたのは、税サ別7000円のコース(10000円のコースもあり)。色々調べてみましたが、祇園辺りでこれくらいの価格で食べられる割烹はなかなかありません。オープンしたばかりということもあるのかもしれませんが、頑張ってくれてはります。

20140906祇園もりわき

〈鱧・ずいき・鮑の梅肉煮こごり掛け〉

料理はご主人、奥様は接客。カウンター席6席に4人掛けテーブル席1つとこぢんまりした店内には、店外同様所狭しと開店祝いの蘭が並べられていました。
鮑は旨味たっぷり弾力ぐにゅっと柔らかく、梅肉煮こごりのだしがおいしい〜 料理の季節的にはもうすっかり秋なんですねえ。

20140906祇園もりわき

〈鱧・松茸・しんじょ煮物椀〉

最初はビールをいただき、その後は日本酒に移行。最初にいただいた「羽根屋純吟プリズムブルーラベル無濾過生原酒」がやや辛で香り高くスッキリしていて、すごく好みでした。
やはり椀物は日本料理の華。名残りの鱧と走りの松茸は出合いもの、ふうわり柔らかな真薯からは色んな具が現れ、だしはふくよかに通って全体をまとめてる。季節感たっぷりに菊花も浮かべられて、一椀でとても優雅な気分にさせてくれました。

20140906祇園もりわき

〈めいち鯛昆布〆・歯鰹・剣先イカ・うに〉

めいち鯛にはしっかり昆布の旨味が乗っていて、濃厚な味わい。苦味がないクリアな味わいのうには長崎産だそうです。添え物の紫紅色のオクラは生で食べられる品種とのこと。おいしくて美しい。

20140906祇園もりわき

〈いくら載せ飯蒸し〉

ここらでちょこっとお腹に溜まるものをってことで、ご飯ものが出てきました。お昼をたっぷり食べていたので腹ペコで入店したわけではないのですが、僕が早食いだもんで妻には「せからしい」といつも小言をいわれてしまいます(笑) この手のカウンター割烹では、もっとゆったり上品にいただかないといけませんねえ。

20140906祇園もりわき

〈いちじくごまクリームがけ〉

20140906祇園もりわき

〈ゆばのプリン〉

そんなことを思っていたら、早くもデザートが出てきてしまいました。いずれもとってもおいしかったんだけど、ええ?これでお終い?それとも洋食コースでいうところの中締めシャーベットみたいな感じ?

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〈からすみと大根〉

そしたらご主人が「時間がかかってすみません。これでもつまんでいて下さい」とこれを出してくれました。僕らの後に2人×2組が新たに入ってこられたのと、僕の早食いのせいで段取りが遅れ気味だと思われたようです。全然急いでなかったんだけどなあ、どうもスミマセン。

20140906祇園もりわき

〈蕪の毛蟹あんかけ〉

毛蟹と聞こえましたが、ひょっとしたら菱蟹を聞き間違ったのかも知れません。いずれにせよ、チマチマ丁寧にとりだされた蟹の身がたっぷり入って、あー日本料理ってなんて手間が掛かってるんだろうと改めて思う一品。お酒が入った喉にとろりとあたたかいあんが心地よいです。

20140906祇園もりわき

〈手打ち粗挽きそば〉

とてもぶあいそな写真で申し訳ありませんが、ここいらで〆のそば。石臼で粉を碾くところから全て自家製の手打ちだそうで、塩とつゆが供されます。どっちでもおいしかったんだけど、好みとしては塩とわさびですかね。黒い器は木製、奈良の作家さんのものだそうで、木材の素性を活かしたいびつな形が面白かったです。

20140906祇園もりわき

〈鯖寿司〉

満腹加減次第で出て来るらしい鯖寿司は、鯖がしっとり旨味たっぷりでお代わりしたかったです。ちなみに僕らは満腹加減を訊かれませんでした。(訊かなくてもわかるっちゅうねん)

20140906祇園もりわき

〈ももリキュールシャーベット〉

けっこうアルコール分が効いたシャーベットでお開き。ずっしりしたクリスタルのカップと、アラビア数字をモチーフにしたお皿の組み合わせもしゃれてていいです。

20140906祇園もりわき
感想としては、とにかく大大満足。7000円のコースで質・量とも充分だったので、10000円のコースってどんなんだろうって興味が沸きます。揚げ物や肉類は出ませんでしたが、かといって不満は一切なし。こぢんまりとしたスペースも居心地いいし、ご主人と奥様も感じ良し。オープンしたてで今は知られていなくとも、先々予約困難なお店になることは間違いないでしょう。いい京都の一夜を過ごさせていただき、感謝します。

{お店データ}
電話:075-525-1030 住所:京都市東山区祇園町南側570-177
営業時間:12時~13時半LO 18時~20時LO 不定休・全席禁煙・要予約

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