久しぶりに家族全員の休みが揃ったので、食事に行くことになりました。選んだお店は以前から行ってみたかった「施家菜(シーカーサイ)」、かつて北野にあった「老香港酒家」(一度復活したものの閉店してしまったこっちのほうではなく、その前身)のオーナーが開いたお店です。老香港の飲茶コースが大好きだっただけに、こちらのお店もとても楽しみにしていました。
お店はにしむら珈琲本店のハンター坂挟んで西向かいのビルの4階にあり、上の写真の店名サインとこのメニューボードくらいしか目印がないので、少しわかりにくいかも知れません。
とはいうものの、日曜の昼時の店内は満席。今回は一人3500円のコースを予約しておいたんですぐ席に着けましたが、週末はランチタイムでも予約しておいたほうが無難なのかも知れません。
まずは前菜盛り合わせ。行ってからだいぶ時間が経つので詳細忘れてしまったんだけど、海老の素揚げ/イカと蓮根の酢の物/スペアリブ/鶏のなんか、だったかと。彩り鮮やかのあっさり系でどれもおいしい〜
続いて点心はむしシュウマイ三種で神戸牛・海老・海老ニラ、さすがというか何というか、姿形が美しい。特に印象に残ってるのは神戸牛シュウマイ、肉の旨味が濃厚で凝縮されていて、一粒食べた割りにはかなりの「肉喰った感」があった代物でした。
続いて、三度豆と天草豚トロの炒め物。なんちゅうことない炒め物ですが、豚トロはさくっと簡単に噛み切れ、噛むごとに甘い肉汁が涌き出てきます。いいネタ使ってるなあって感じ。
続いて、鯛の豆鼓入り蒸し物。先ほどの点心もそうですが、こちらも一人前ずつ蒸籠で蒸されてサーブされます。大皿でドカッと出てきて取り分けるのもいいですが、このスタイルだとちょこっとランクアップした感じがしますね。無論骨までしゃぶって綺麗に平らげましたが、蒸し汁がこれまたおいしくってもったいなかったなあ。
蓋を開けると、香港麺を使ったチャーシューローメン。チャーシュー・白髪ネギなどと共にタレを絡めていただくわけですが、やや固めに茹でられた平打ち麺がおいしい。麺とタレだけで食べてみたいなあと思うほどでした。
デザートは杏仁豆腐。寒天っぽさが少なくて、香り(アーモンドエッセンス?)がはっきり効いてて、旨かったッス。なんかしらんがこれ食べたら久しぶりに「豆腐花(ダウフファ)」が食べたくなってきたなあ。
表の看板に載ってたランチメニューや、今回食べたコースでも充分楽しめますが、やはりここの本命はディナータイムにおすすめの魚介類をたっぷりいただくことではないかと。でもそれなりの値段だからなかなか機会がないだろうなあ、でも食べてみたいなあ…
{お店データ}
電話:078-291-0168
住所:神戸市中央区中山手通2-10-21 第2伸野ビル 4F
営業時間:11時半~14時半 17時半~22時 定休日:火曜
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