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青春18きっぷでトミー応援ツアー(のはずが…) (福井市)

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今年1月の大雪で福井は大変でした。大のお気に入りのレストラン・トミーもその影響を受け、何日か営業できなかったとか。微力ながら「食べて応援」しに行こうと青春18きっぷでツアーで参加を募ったところ、僕の都合で平日だったのと年度末で皆さん忙しかったのとで、えて吉さんと二人で行くことになりました。人数は少ないけど、まあ気は心ってことで。
大雪の頃はまるで氷河期のような光景だった福井駅前は3月末のこの頃には完全に雪解け。でも遠くに見える白山連峰にはまだまだ雪が残っていました。
 

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前回同様、福井駅前からは運賃100円のコミュニティバスに乗ってトミー近くのバス停まで移動。バスを降りたら「さくら通り」の桜並木は3分咲き、去年の春に来た時もこんなこんな光景やったっけなあ。
 

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バス停から徒歩2分ほどで到着。後で聴いたら1月の大雪の時は近所のマンションの3階くらいまで積もってたのだとか。除雪を頼んでも大忙しでなかなか順番が回って来ず、雪で輸送が遅れてガソリンも品薄だったそうです。
 

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お店の皆さんにご挨拶をして席について程なく、オードブルが登場。鴨ロース・帆立貝柱のエスカベッシュ・ホタルイカのボイル、とどれも盛りだくさん。今回は2人なのであんまり品数頼めないなあと思ってたのに、いきなりのサービスで、これじゃ応援されに来たみたいじゃないですかw
 

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続いて、予めお願いしていた料理が登場。えて吉さんがベシャメル好きなので、一人一つずつのグラタンなのですが…

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今回は海老マカロニグラタン。ここのマカロニ入りを食べてみたかったんです。相変わらずベシャメルがうまい。他の料理が食べられなくなるので少量に抑えましたが、できることならフルサイズで食べてみたいなあ。
 

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以前一度食べてまた食べてみたいと思っていたトミースペシャルサラダをリピート。レタス・水菜などをベースに、ローストビーフ・スモークサーモン・チーズが入ってて、ヤングコーン・フルーツトマト・スナップエンドウのトッピングと盛りだくさん。サラダとはいえ、ワインがグイグイ進んでしまういいアテでもあります。
 

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〆はここに来たらやはり外せないビーフシチューとタンシチューの相盛り。もう何も言うまい語るまい・唯一無二のソースは相変わらずの絶品。

…ってことで今回は二人だったのでここまで。これじゃあ全然「食べて応援」になってなくて、逆に色々気を使っていただいて申し訳なかったです。妻へのお土産に買って帰ったカツサンドもおいしゅうございました。
雪国で生活したことがない僕には雪の怖さは実感としてわからないけれど、本当に色々と大変だったそうです。「食べて応援」するためには、もっともっとトミーに来なければなりません。今度は夏の青春18きっぷの頃かな。
 


青春18きっぷで冬のトミーツアー/後編(福井市)

トミー赤
前編からの続きで、この辺からは赤ワインにチェンジ。トミーではいつもワインはおまかせで、左の前回に続いて登場、右のはラベルが汚れたからということでフランス産を出して下さいました。左ので充分おいしいので、ワインの違いがわからない僕にはちょっともったいなかったかも…
 

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いつの季節であろうとも、トミーに来たならこれは必須のタンシチュー(左)とビーフシチュー(右)。どちらもホロホロと崩れる柔らかさ、黒くて深くてビターでどっしりとしたドミグラスソースは唯一無二。残すのはもったいので、別途パンを注文してお皿がきれいになるまで食べ尽くしました。何度食べてもやっぱりこれはほんとにすごいというかなんというか、ただ感服としか言いようがありません。

 
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〆のデンプン質系にハヤシライスとの意見もありましたが、持ち帰り用メニューのカツサンドにしてみました。参加メンバーのほとんどが経験済みのトミーのポークカツはコストパフォーマンスがすごくいいんだけど、カツサンド用のじゃなくってそのポークカツをそのまま挟んでいるので、迫力満点。一人1ピースずつでも充分な満足感がありました。

 
トミーデザート
デザートは、ベイクドチーズケーキ・ババロア・プリンにそれぞれフルーツ添え。ここでデザートは何度も食べているのに、今回はチーズケーキがことのほかおいしく感じました。三代目に訊いたところ、チーズケーキだけホールで売って欲しいというお客さんもいるほどの人気だそうで、でもすごい値段になってしまうのでお断りしているんだそうです。

前半はシーフード中心で白ワイン、後半は肉料理中心で赤ワイン、まるで一度で豪華な食事を二度したような感じでした。この1年間で神戸から福井まで来ること5回。アホちゃうかと思われるかも知りませんが、できることなら月1回でも来たいです。地元にあったら毎週来てるだろうなあ。

 


青春18きっぷで冬のトミーツアー/前編(福井市)

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ことしもまたセイコガニ料理を食べに福井のトミーまで日帰りで行って来ました。参加者は*あきこさん*・ラクサさん・こばやしさん・だいこんさん・えて吉さん・僕の総勢6名。福井駅までは青春18きっぷ、福井駅からトミーの最寄り駅までは、Wakkyさんを見習ってコミュニティバスを利用しました。
 

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バスは一人100円。少し遠回りにはなりますが、ちょっとした市内観光気分も味わえて道中も楽し。公共機関の車内が(車外も)クリスマス仕様になってるのは珍しいですね。
福井駅に着く手前はけっこうな雪景色でしたが、市内は気温が高いせいか除雪もしてあるのでそう大したことなし。ぐちゃぐちゃの雪道を歩かんといかんかなあとも思っていたので助かりました。

 
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トミーに到着し席についてあれやこれやとメニュー検討していると、オードブルにどうぞとレギュラーメニューにはない「ホタテのエスカベッシュ」が登場。これがきっかけ?で、すでにセイコガニ料理は予約してあるし、まずは白ワインをお供にシーフード中心でいってみましょうということになりました。
 

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トミーではデミグラスソースが外せないので、赤ワインをいただくのがほとんど。白ワインをボトルでオーダーするのは初めてじゃないかと思いますが、これはこれでいいもんですなあ。

 
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まずはセイコガニグラタン登場。ここんとこ海が荒れて入荷が少ないそうで、事前に3人前予約して確保してもらっていました。

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ベシャメルソースの下にはカニ身・内子・外子がたっぷり。そもそも殻から身を取り出すことに手間がかかる上、さらに手間をかけた逸品。濃厚な旨味がワインとの相性バッチリで、白にして良かったなあとつくづく思いました。
 

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お次のセイコガニコロッケは一人一つずつ。存分に堪能させていただきましょう。

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今回で僕は4度目、何度食べてもこれはすごいわ。カニ身・内子・外子はもちろん、ベシャメルソースにもセイコガニの殻から取ったフォンがたっぷり使われているので、コロッケ一個なのにカニの存在感がとてつもなく大きいんです。これは送ってもらうことはできないからここでしか食べられない、だから時間をかけてでも何度でも食べに来たい。12月のトミーには特別な価値があります。
 

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今回のツアー前に希望を募ったところ、こばやしさんからオニオングラタンスープのリクエストがありました。これはナイス、冬限定だしいつもあるとは限らないし僕も食べたことないし。
事前にお願いして、当日はハーフサイズを各自一つずつ。これまたものすごく手間がかかってるのは言うまでもなく、わざわざ作ってもらって申し訳なく思うくらいのジーンとくる深い深い美味しさ。初めてということもあって、個人的には今回一番記憶に残りました。マダムに訊くと、ポタージュが人気なのもあり、コンソメはほとんど作らないんだとか。そうだろうなあ、手間がかかる割に採算取りにくいだろうし。でも作ろうと思えばこんなのがつくれる、その引き出しがすごいよなあ…

 
ホタテを除いてここまでが事前にお願いしていた料理で、量的にはそれほどではなくても、すでに充分満ち足りた一食を終えた気分でした。でもこのままでは終わるはずもなく、以降はワインを赤にチェンジ、お腹を満たすべく二食目に入ります。
(続く)

 


女将さんと一緒にトミー(福井市)

神戸・元町にある、おまかせ料理のみのお店「佳景」には、たまに寄せてもらっています。毎回行く度にエントリはしていませんが、それというのもこちらの女将さんの話が面白いもんで、写真撮ったり料理のメモを取るのがそっちのけになってしまうからなんですよね。
で、夏の初めににえて吉さんと一緒に佳景に行った時になんでだったか福井のトミーの話になって、えらく盛り上がったと思ったら、えて吉さんが「運転手を買って出るから3人で一緒に行きませんか」って言わはったんです。これには僕も驚きましたねえ。だって運転する=飲めないってことですから、僕以上に食事時にはアルコール類ほぼ必須のえて吉さんにとっては半分ゴーモンみたいなもんですから。まあそれだけえて吉さんがお店と女将さんを気に入ってるからで、それならってことで早速その場で日取りを打ち合わせ、トントン拍子で「女将さんと一緒にトミー」ツアーが決定してしまいました。

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その日からほぼ2ヶ月後、大阪からわざわざ神戸まで車で迎えに来てもらい、女将さんと僕が乗り込んで福井へ。こういう場合には大概僕が助手席なんですが、お店以外で僕らが女将さんと顔を合わすのはほぼ初めてなので、今回は並んで後部座席に座らせてもらいました。えて吉さんがわざわざお父さんのいい車を借りてきてくれていたので、座席は革張り。まるで運転手付きの重役気分にさせてもらって、えて吉さんには申し訳なかったです。

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メニュー選択はほぼ僕に任せていただいて、まずは週替わりランチ(1350円)のサラダをば。女将さんに是非味わってもらいたかったので、300円プラスしてスープもお願いしました。

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えて吉さんはノンアルコールビールで我慢、申し訳ないけど女将さんと僕はいつもどおりお店におまかせで選んでもらった赤ワイン。うー、すんませんなあ〜

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せめてもの罪滅ぼしに、ペシャメル好きなえて吉さんのために通常メニューにはないエビクリームコロッケを事前に頼んでおきました。僕は前回に続いて2回目、前回はランチの一品だったせいか小判型、今回は俵型でどっしりボリュームあり。ドミグラスはもちろんのこと、ここのペシャメル系もすごくおいしいんですよ。

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週替わりランチを選んだのは、メインがこのトミーオリジナルの「ポークベロア」だったから。この料理、かなりの名作だと思っています。

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その実態は、豚肉にトミー特製タンクリームコロッケの中身(ベシャメル)を貼り付け、パン粉をまぶしてオーブンで焼き上げた初代シェフのオリジナル。フツーにポークカツだけでもおいしいのに、それに加えてレギュラーメニューにはない牛タンクリームコロッケのおいしさがプラスされ、そこに例のドミグラスソースがかけられているという手間の固まりみたいな料理です。毎度ながら思うことですが、こんなのがメインで1350円のランチってほんとにすごい。

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そしてメインはもちろんタンシチューとビーフシチューの相盛り。これを女将さんに食べてもらいたくって、わざわざえて吉さんが運転手を買って出てくれたんです。女将さんは子供の頃から、今も元町にある洋食屋さんでよく食事をされていたとのこと。ああだこうだ説明しなくてもこのシチューの意味は食べればわかってもらえるはず。でも気に入ってもらえるかどうかは好み次第。(プロに感想は聞きにくい)

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シチューを食べ終わって、さて〆にあと一品どうしましょうかと言ったら、ハヤシライスが食べたいとのことで特製オムハヤシを。ハヤシライスが食べたいってことはこのソースを気に入ってくれた証、良かった良かった。

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そしてデザートにはサプライズで、季節限定巨峰のゼリーが登場しました。僕は一度食べたことがあって、「巨峰の実が巨峰のゼリーに封じ込められていてその上に巨峰のソースがかかったアイス」という、仕込みの時にナンボほど巨峰の皮を剥いてることやらな一品。いつものことながらデザートまで隙なくビシッと決まっていて、ほんとにすごいレストランです。
行ってから1ヶ月近く経ってこのエントリを書いてると、またトミーに行きたくなってきます。数えたら今年になって4回目。そうかあ、それくらいしか行けてないのかあ…次回のトミー行きは、セイコガニコロッケの時期でしょうかねえ…

帰りにに神戸まで送ってもらうのはさすがに申し訳ないので、えて吉さんの最寄り駅まで送ってもらってお別れ、あとは女将さんと二人で電車で神戸まで。プロの料理人の方と一緒に食事をする機会なんてめったになくて、でもお店と変わらず気さくな女将さんからいろんな話も伺えて楽しい一日でした。お店でも、お店以外でも、機会があればまたご一緒したいものです。


1泊2日北陸の旅(1)〜まずはトミーへ(福井市)

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久しぶりに土日休みが取れたので、妻と北陸ドライブ旅行に行って来ました。そっち方面に行くなら寄らぬ手はないということで、初日のランチは福井で降りていつものトミーへ(こっちが主目的との噂あり)。妻は2回目、今回は車で行ったので僕は飲めませんでしたが、まあそれはしゃあない。2人なので食べられる品数が限られますが、まずはいきなりもはや説明不要のタンシチュー、ここに来てこれを食べないことなどありえません。
(なお、話の都合で、料理は出てきた順番どおりではありません)

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(エントリ内の写真はクリック二度で大きくなります)

タンシチューは迷わず決まってたんだけど、あとをどうするか出発前にしばらく悩みました。悩んだ結果、今まで食べたことがない不定期メニューの「エビクリームコロッケ」をお願いしてみようかと。で、数日前に「もしできれば」とメールを送ったら、嬉しいことにOKとのお返事。
…で、当日お店のメニューを見てみたら、なんとシェフ特製ランチにエビクリームコロッケが入ってるじゃないですか!マダムによると「たくさん作らないとおいしくならないから」とのことで急遽ランチに組み込んでいただいたそうで(そんなことになるんやないかと少しは思っていましたが)、申し訳ないと思いつつ、とても感激してしまいました。

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シェフ特製ランチはいつもながらレベルが高いオードブルから。スモークサーモン・エビのボイル・鴨のローストなど。妻には遠慮なく赤ワインを飲ってもらいましたが、僕はノンアルコールビールでガマンガマン。

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そしてメインの(左)エビクリームコロッケと(右)ポークのピカタ。どちらもコンビニおにぎりを二回りほど大きくしたくらいのサイズで、けっこうボリュームがあります。前者にはエビの殻から作ったアメリケーヌソース、後者には伝家の宝刀・ドミグラスソースがかかっています。

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エビクリームコロッケの断面。おいしいベシャメルがプリッとコロッとなエビの身を包み込み、カリッとしたコロモとアメリケーヌソースの複合コンビネーション。トミーで何度か食べたセイコガニコロッケに比べると、軽やかでカジュアルな味わいで、また違った魅力があります。しかしこちらも相変わらず手間と技術の集合体ですなあ…

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続いてポークのピカタの断面。ポークカツを始めここの豚肉もおいしいのは経験済みなんだけど、ピカタでよりシンプルにそのおいしさを確認。この価格でこの厚み、そしてやっぱりここのデミグラスソースはすごい。

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シェフ特製ランチにはカップスープが付いていて、その半分を妻から引き継ごうとしたら、なんとカラっぽ。なんでやねんと訊いたら「おいしかったから気がついたら全部飲んでしまってた」との答えorz え〜楽しみにしてたのに〜、ということで、スープのみ追加注文しました。
三代目シェフに伺ったところ、昔ながらの作り方のポタージュをベースに、今の季節はコーンを加えているのだそう。真夏に食べたヴィシソワーズもおいしかったし、今後はスープも是非モノになりそうです。

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ここまででデザートを除き注文した料理は一通り出てきたので、さて追加でもう少し食べようと検討開始。ちょうどこの日(7月1日)から昨年好評だった期間限定・ブラックカレーが復活しており、これ目当てのお客さんがけっこう来店されていました。去年食べておいしかったので、追加はこれにしようかなあと思っていたら…

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いきなりドドーンとこんなのが出てきました。ブロック肉を分厚くカットしたのが3枚、ソースを纏ってサフランライスに寄りかかっています。訊けば、60度の弱火で13時間赤ワインで煮込んだ「ポークの赤ワイン煮込み」とのこと。まずは見た目の迫力にびっくり、食べてみたら豚肉ホロホロ、タンシチューとはひと味違う豚肉の旨味が溶け出したソースがこれまたうまい。

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そして嬉しいことに、「食べ比べてみて下さい」とブラックカレーのルーも添えて下さいました。フルーティーな甘味・ドミグラスソースのコク・スパイシーなカレーの合わせ技。「ちょっとだけ」とか言ってた妻、ポークもカレーもバクバク食べてました。
神戸から福井までわざわざ何度もトミーに来ているのは、もちろんここの料理が素晴らしいからなんだけど、それだけでなく、お店の皆さんのこうした心遣いがありがたいからなんですよね。地元にあったらマジで週2回は来てるよなあ。

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そしてようやくいつも通り彩り美しいデザートで締め。いつもと少し違うのは右上、「越のルビー」という高糖度トマトのコンポートで、トマトの風味を損なわないよう軽ーく手が加えられています。

ドミグラスソースに代表されるクラシックな料理を作り続ける一方、それを活かしたブラックカレーを創り出したり、デザートに野菜を加えるという新しい試みは、(気恥ずかしい表現ですが)立ち止まることなくおいしいものを求める意欲あってのものだと思います。一言で言ってしまえば「料理が好きなんやなあ」ってことなんですが、そこが僕がトミーに惹かれる所以なんだろうと思います。
いつもエントリ書いてて旨かったなあって思い出し、また食べたくなる、その繰り返し。さて、今度はいつ行きましょうかねえ、何を食べましょうかねえ。