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鶏の鍋が食べたくて「ひとりひとり」(神戸・三宮)

かつて福岡に何度も出張していた時期に「長野」という店で博多風・鶏の水炊きに出会い、以来大ファンになってしまいました。3年前の福岡旅行では「水月」ってお店で食べたんだけど、やはり大阪など他の地域で食べる鶏の水炊きと本場では全然違うのを再確認。といってもそれだけのために博多まで行くわけにはいかないし、なんとか近場でないものかと、毎年涼しくなってくるとそわそわしてくるんです。

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既に何軒か目星をつけている候補店のうち、ちょい飲み手帖メニューランチもすごく充実してた「ひとりひとり」に妻と行ってみることにしました。コースは多分多いだろうと思い席だけ電話予約したら、本店が入ってるビルの2軒南隣の「離れ」が取れました。

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店内は4人掛けテーブル1卓にカウンター8席とこぢんまりで、元はスナックかなんかだったんでしょうか。まずはお代わり自由の、もやしの浅漬け大葉とごま(450円)で野菜類を確保して出だしの一杯。

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続いて僕は以前食べたことがある、もも肉のたたき・淡路島産玉ねぎとポン酢(900円)。器がドーンと押しが効いてるし料理もおいしいと、妻にも好評でした。

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最初はビール、続いて僕は焼酎・妻は日本酒を頼んだら、なかなか粋な酒器で出てきました。

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(エントリ内の写真はクリック二度で大きくなります)

鍋の単品メニューはこんなの。水炊きとは書いておらず鶏ガラスープだそうで、さてどんなもんか。

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こちらが二人前(ももとつくね)に、オプションでつくね追加。ももは骨付きではなく、つくねは竹べらで鍋に落としていきます。

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鍋が来た段階で既に野菜は入っており、ここにももとつくねを追加していくスタイル。期待のスープはやや黄味ががった白濁系。博多風の水炊きは、昆布だしベースの透明スープでポン酢をつけていただくのが基本なので、それとは違います。
まずスープを飲んでみたら、やや強めのとろみあり・塩系の味付け・濃厚な旨味のポタージュ系でした。もも肉は火を通しすぎないように早めに引き上げ、つくねはそれよりもややじっくり。どちらも鶏ガラポタージュがまったり絡みついてきて、鶏の味をブーストしてくれます。そして、肉類よりもむしろ気に入ったのが野菜。パワフルなスープと、熱が加わって甘味が出た野菜との組み合わせがとてもいい。次回これを食べるなら、オプションは追加野菜にしたいです。

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鍋を食べ始めた頃に鶏天(600円)もやって来たけれど、鍋の〆に雑炊食べたら全部食べきれずに超満腹。やっぱりコースにしなくて正解でした。

博多風の水炊きではなかったけれど、これはこれですごくおいしい鶏鍋で、やはり「ひとりひとり」は夜もいいなあと大満足。値段も安いしボリュームあるし、予約取るのが難しくってもこりゃ当然ですわなあ。

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