4年前にも泊まったことがある「フォワードホテル台北」も初日の台南の宿も、ネットで予約しました。両ホテルともチェックインはこんな機械で、画面中央キーパッド左側のパネルでパスポートをスキャナで読み取らせ、予約番号か氏名を入力すれば完了。フロントにも人はいるんですが、慣れればこっちのほうが簡単です。
今回の台湾旅行での目標の一つが「素食」(簡単に言うなら精進料理)を経験することでした。僕自身は菜食主義とはほど遠いんだけれど、これまで台湾に来た時にちょくちょく目にして気になってったんです。
で、今回のホテルから行きやすいところがないかと調べてみたら(十分へ往復してきたので、遠くに行くのはめんどくさかった)、めっちゃ近くにいい店発見!速攻でネット予約しました。
…が、予約した時刻にお店に行ってみたら、何故かそこはパンとスイーツのお店。
でも予習の通り、焦ることなくパン屋に入ってその奥の通路を奥に進むと
目的の「養心茶楼」の看板が見えてきました。ちなみにパンとスイーツのお店も経営は同じ方だそうです。
2階に上がると、200席超の広く明るい店内にお客さんがいっぱい。あんなに分かりにくい入口でも、こんなに繁盛してるんですねえ。
2013年にオープンした養心茶楼は台北初の素食飲茶のお店で、オーナーの奥様がベジタリアンなんだとか。写真入りのメニューは英語併記されており、これはほんの一部。「日本語メニューはないの〜?」と不安に思われるかも知れませんが、大丈夫。
前夜のお店同様、スマホで席のQRコードを読んだらメニューが現れて、このように日本語でメニューが読めるし、注文もできます。便利になりましたねえ、でもその反面、何が出てくるかよくわからないスリルを味わうこともなくなりつつあるのですが。
一品目は点心メニューの中で人気ナンバーワンの「大根パイ」。すごく細い糸を巻いたようにも見える何層も重ねたパイ皮は、脂少なめで極くあっさりさっくり。
ばくっとかぶると、トロトロに煮込まれた大根アンがしこまれています。さくさくとトロトロの対比が見事。
こちらは「植物性ミートと椎茸入り焼売」。何も知らずに食べたらフツーの肉焼売だと思ってしまうでしょうね。
続いて、彩りがとても美しい「ナスと山菜の炒め物」。ナスの中には山芋がしこまれており、その他食材やスープとともに煮込まれているのだそうで。
続いて「揚げキノコと海藻のトリュフソース和え」。んー、これは揚げキノコっちゅうのは何となく記憶に残ってるんだけど、トリュフソースはどうやったか定かではないです。
注文した料理とそのお値段がこのようにスマホに表示されます。アルコール類はなしで、お茶(メニュー上では「台湾在来種山茶」)はポットサービスで、なくなりそうになったら何度でもお湯を足しに来てくれます。
今回のお店は台湾素食とは言ってもかなりレアな部類なんだろうし、素食かどうかなんて関係なくレベルの高いお店でした。でもメニューの中にはいわゆる「もどき」ではなく「伝統明菜」ってジャンルがあって、こういうのをもっと選ぶべきだったかなあとちょっと反省しました。まあ他にも一杯素食のお店はあるし、次回以降の課題にしたいです。
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