この日の目的は、板宿公認市場にある「雑多屋」。名前の通り雑多な店で、お店の西側入口には「ご当地カレー専門店」って書いてあるし、ツイッターでは「加工食品バー」、Facebookでは「たまり場」、サイトではなんか色々書いてありますが、実際にそのどれとも言える多面的というか一言では説明しにくいお店でした。
お店に入ってみると、思っていた以上に暗いっす。バーっぽくしようとしてるのもあるし、ひょっとすると電気代節約かも知れんしw、とにかく店内のラックには食べ物が一杯。写真右側のラックはカレーの部で常時130種類以上揃えてるそうです。左のラックは缶詰、店内にはその他袋菓子やらご当地サイダーやらなんやらかんやら。Barもやってるけどこれら「加工食品」の小売りもやってて、飲まなくても買って帰るだけでもいいし値段もお店で食べるのと同額だそうです。
こちら缶詰ラックの一部、鯖系だけでも色々あります。缶詰バーって最近多いですね。保存が利くし手間が掛からないし種類も増やせるからお店にとってメリットあるし、客側からすると安く飲めるならまあいいかって感じなんでしょう。でも、缶詰をアテに飲むだけなら家で飲んでも大して変わらないんだから、どれだけプラスアルファ出来るかが勝負所でしょうね。
店内で飲み食いする場合はこちらのカウンターにて、注文する度に支払をするキャッシュオン制で明朗会計。お店はカウンター内のマスター一人で切り盛りしてるらしく、聞くところによるとかつて加工食品を扱う会社に勤めておられたそう。カレー買おうと思って質問したら、どうやら自分でもほとんど食べてるみたいで、ちゃんと説明してくれます。商品知識豊富でかなりオタクっぽい空気感あり、オモロイ人。
カレーをアテに飲もうとは思わないのでそっちはお土産にして、おがちゃんと一つずつ缶詰を選びました。鯖のなんかとサンマのなんかだったかな。温めて蓋半開状態でサーブしてくれます。
この翌日がベルギービール試飲会とのことで、それに備えて各種ビールを色んな温度設定で冷やして準備してはりました。食べ物だけじゃなく実は飲み物もこだわってることが徐々に判明していきます。僕が一杯目にオーダーしたこのビールPUNK IPA、IPAとはインディアンペールエールの略だそうです。
酒のジャンルは幅広く、セレクトはややレアもの寄りか。2杯目は右下紫色ラベルの「赤武者外伝・瑠璃姫」っちゅう芋焼酎をロックでいただきました。さっきのビールもこの焼酎も見たことないな。
お、これは知ってるぞ買ったことあるぞ、南大東島で作ってるラム酒・CORCORじゃないですか。でも、緑と赤のラベルのは知ってるけど、右の2本は見たことないぞ。右から2つ目は度数の低いのだとわかったけど、一番右はなんじゃらほい?
名前だけは聞いたことがあるイチローズモルトを僕もおがちゃんも初めて飲んだり、大好きだけどあまり見かけない台湾のウイスキーKAVALANもあったりして、マスターのこだわりが伺えます。僕はお酒のことはあんまりよくわからんのですが、お好きな方ならけっこう楽しめるんじゃないでしょうか。
ぶっちゃけ、夜は人通りが少ない板宿商店街でこんな店やってて大丈夫?!ってちょっと心配ですが、単に缶詰やレトルトをアテに安く飲ませるだけのお店じゃないのはすぐわかるし、マスターのキャラもオモロイ。「商店街並びに市場と協力がコンセプト」というのにも大いに賛同、是非皆さん行ってみて下さいと応援したくなるお店でした。頑張ってね〜!
(お店データ}
住所:神戸市須磨区飛松町2-5-10 電話:080-6206-2987
営業時間:14時頃~23時 定休日:火曜・毎月1日
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