今年の夏の青春18きっぷの旅第一弾は、妻と日帰りで名古屋に行って来ました。特に目的があったわけではなく、しばらく行ってないなあということだったんだけど、名古屋となれば鰻をはずすわけにはいきません。
定休日その他を勘案して選んだのが「清月」。JR大曽根駅から徒歩で行けるのも大きなポイントでした。上の写真はお店を出てから撮ったんですが、すでに「売切れ」の札が出されています。11時開店・12時前に入店・出たのが13時過ぎ、それで売り切れとは。出遅れてたらせっかく遠くから来たのに、えらい空振りするところでした( ̄。 ̄;)
店内ゆったり広めで、テーブル席以外に奥にお座敷もあるようでした。客層は様々で、昼ご飯食べに来た勤め人・リタイヤおじさん・家族連れなど。平日昼間ということもあり、地元の方がほとんどで、県外者は僕らだけのようでした。
メニューは鰻のみで、この他にう巻き(1350円)もあり。店主は名古屋の鰻の名店・うな富士(そこもいつか行ってみたい)で修行されたのだそうです。他ではあまり見かけない肝焼入りの肝入り丼にしたかったんだけど、品薄とのことで品切れ、お澄ましの具も蛤になる(上の写真参照)とのことでした。
お昼時はある程度仕事済みなのでしょう、10分ほどで料理が登場。
僕のチョイスは上鰻丼(3450円)。お吸い物の実は、蛤・手まり麩・三つ葉、丼一面に覆い重なるように蒲焼きが載っけられています。
この日は土用の丑の日の1週少しあとだったので、相場は少しマシになっていたのではと推察します。とはいえ、昨今鰻高騰の折、この価格でこのボリュームは嬉しい。
タレは名古屋らしく辛目で、やや濃い焼目の鰻は無駄なブヨつきがなく締まっていて、パリッとというよりサクッとという程度のややクリスピーな地焼き。香ばしい香り、濃厚な鰻独特の旨味、ご飯は固めの好みの加減で、わざわざ時間をかけてやって来た甲斐がある一杯でした、
こちらは妻チョイスのひつまぶし(3650円)、おひつのご飯が蒲焼きで隙間なく覆い尽くされています。
そのまま・薬味添え・出汁をかけて等々、僕もちょっと分けてもらって、余裕でお茶碗4杯分ありました。存分におひつまむしを楽しむことができて、満足度高し。妻によると、10数年前に食べた「あつた蓬莱軒」同様ここの鰻は気に入ったらしく、「名古屋の鰻は私好み」とのこと。蒸しが入ってとろけそうなのもいいけど、僕もこっちのほうが好きやなあ。
{お店データ}
住所:名古屋市東区徳川町2502
電話:052-932-6566
営業時間:11時~14時 17時~20時 ※鰻が無くなり次第終了
定休日:火曜 第2、3月曜
※時間があれば近くの日本庭園・徳川園に行ってみるのも良いでしょう。残念ながらこの日は休園日でした。
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