【旧】foodish:”雑”食記

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シメはひつまぶし〜名古屋で食い倒れ・その3

Posted ish / 2007.06.11 Monday / 11:26

*このエントリは「初「矢場とん」〜名古屋で食い倒れ・その2」の続きです。

そもそも今回名古屋に行ったきっかけは、妻が熱田神宮近辺に用事があったから。熱田神宮ときけば、こりゃもう条件反射的に「あつた蓬莱軒」の名前が浮かびます。ひつまぶしはこれまで何度も食べたことがあるけれど、その名を商標登録していることでも有名なこのお店は未経験。せっかく近くまで行くんならこの機会を逃す手はないということで、ついでに?僕も名古屋に出向いてまずは単独行動ののち、熱田で妻と合流することになっていたのでした。

事前情報では、あつた蓬莱軒(本店)のお昼営業は14時まで、夜の営業は16時半から。ヘタな時間に行ったら2時間くらい待つ場合もあるとのことなので、夜営業の開店即飛び込みを狙うことにしました。

蓬莱軒1.JPG
当日は土曜日ということもあり、念のため早めにということで、本店の入り口前に着いたのが15時半。さすがに一番乗りでした!(←アホ)
2番手が並んだのが16時ごろ、以降着々と列が伸びていましたが、開店しばらく後には全員入店できている様子でした。ということは、待ちたくないなら夕方開店直後が狙い目だと思います。

(以下の小さな写真はクリックで大きくなります)
蓬莱軒2.JPG蓬莱軒3.JPG
うなぎ料理のお店だと思っていたら、本来は会席料理のお店だと、今回行く前に初めて知りました。それなりのメニューも色々ある中、上記はうなぎがらみのページです。ひつまぶしで有名とはいえ、筆頭はやはり鰻丼。長焼は蒲焼きのこと、鰻(う)ざくは関西ではお馴染みの、鰻とキュウリの酢の物です。
名古屋の鰻は、腹開き・蒸しなし地焼きの関西風とほぼ同様だそうで、タレの糖分の違いから来るのでしょうか、バリッとした噛み心地が特徴なように思います。僕は元々関西風のほうが好きなので、より食べ応えがある名古屋のは無論大好き。
蓬莱軒4.JPG
同じものを頼むのも芸がないので、一つは上鰻丼。ひつまぶしの鰻は細かく刻まれているので、それに比べて大振りなこちらの方が、むしろ名古屋の鰻独特の噛み心地が味わえていいかもしれません。いい意味での濃さ、くどさみたいなものがあって、とてもおいしかったです。

蓬莱軒5.JPG
で、こちらがひつまぶし。おひつの直径は20cmといったところでしょうか。左上の薬味入れには、刻み海苔・わさび・ネギが、右上のトックリにはお出汁が入っています。

蓬莱軒10.JPG
教科書的な食べ方としては、おひつの中身を4分の一ずつお茶碗によそい…

蓬莱軒6.JPG蓬莱軒7.JPG
蓬莱軒8.JPG蓬莱軒9.JPG
一膳目はそのままうなぎの味を… 二膳目は薬味を加えて…
三膳目はお茶づけに… 最後はお好みでどうぞ (〜あつた蓬莱軒HPより)
3と4は同じように見えますが、3はお出汁、4はお茶をかけてみました。
鰻丼が直球派とすればこちらは技巧派、味のバリエーションが楽しめるのが魅力です。こってり目の食べ物ゆえ、最後にお出汁やお茶をかけるとさっぱり締めることができますが、くどいの大丈夫な人にとっては、一膳目のそのままか二膳目の薬味プラスの方がいいかも。個人的に一番好きなひつまむしの食べ方は、わさびを効かせた薬味入りかな。

初めてのあつた蓬莱軒は、歴史を感じさせる庭と建家も印象的で、名古屋駅からそんなに遠くないこともわかりました。ひつまぶしもおいしいんだけど、やっぱり鰻丼もいいし白焼きも食べてみたいし、次回来たらどうしようかなぁ…


{お店データ}(本店・蓬莱陣屋)
住所:名古屋市熱田区神戸町503 電話:052-671-8686
営業時間:11時半〜14時(L.O) 16時半〜20時半(L.O)
定休日:水曜(祝日は営業)12月30,31日1月1日

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