ひょんなことから「フライヤ」へ(和歌山市)

平日休みにえて吉さんを昼飲みに誘ったら、車で遠出したい気分なのでちょっと足を伸ばしてから飲みに行くってのはどうかという返事。車だと飲めないので、飲むのを我慢できる食事ということで洋食に決定、以前から課題の京阪神外の店のうち、和歌山の「フライヤ」にちょいと出かけることになりました。

20170509フライヤ
洋食好きなもんで、気が向いたら良さげな店はないかと検索しています。この店を見つけたのは去年の8月、和歌山まで行くのはやや気合いが要るのでいつかそのうちにとは思っていましたが、ひょんなことから実現してしまいました。もっとも、えて吉さんにとってはこの程度のドライブではまったく物足りなかったようですが。


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店名フォントからしていかにも歴史がありそうなこちらのお店は昭和8年創業、ということは今年で84年。駅の近くでもなし大通りに面しているのでもなし、それでも昼時には駐車場の空き待ちが出る128席のオオバコ。客層も様々で、昔から地元の人に親しまれているんやなあと感じました。


20170509フライヤ

(エントリ内の写真はクリック二度で大きくなります)
フライヤっていう「ど」ストレートな店名、気どったのよりこういうの好きです。もちろんフライものあり、それ以外にもメニュー豊富でこのサイズで6ページもありました。

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古くからやってるお店はメニューに個性があるから面白い。チキンコキールの下にある珍しい「テテング」はケチャップ味だとか。テテングで検索しても、和歌山にもう一軒しか見つかりませんでした。

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もひとつ面白いの発見、ミンチボールといいつつ実際はハンバーグ。確かにどこにその境目があるのか決まってませんもんね。創業以来の呼び方なんでしょうねえ。

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ここに行くと決まった段階で、一品は決めていました。残るもう一品は、お得だし複数食べられるので、お昼限定のセットメニューから選ぶことにしました。


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まずは、事前に決めていたタンシチュー(1400円)。お店のサイトによると「驚きの厚さ!その柔らかさにまろやかさ。当店を代表する絶対的メニュー」とあったので、ともかくこれを食べねばなりません。
まずはその大きさに、ほーっと声が出ました。サクッと簡単にナイフが入りますが、適度に硬さも残してある仕上がり。こちらではドビソースと呼ぶデミグラスソースは、僕の大好きなトミーほどビターではないものの、それに次ぐランクで、いかにも小麦粉を丹念に炒めて作りましたって感じのクラシックさがあります。ドビ(ドベ)ソースとか付け合わせのカレー風味のキャベツとか、僕が子供の頃に連れて行ってもらってた洋食屋とすごく共通するところがあって、いいなあこのお店。


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もう一品はAセット・ミンチボールとミニヘレカツ(ライス赤だしつき920円)を選択。前述の通り、ミンチボールといいつつ小振りながら実質はハンバーグだし、ヘレカツもミニとかいうサイズではなく、これはほんとにお得です。ヘレカツは肉質良くドビソースとの相性抜群で、さすがフライヤと名乗るだけのことあり。そしてミンチボールがこれまた良かった。僕はそれほどハンバーグが好きではないんだけど、適度な硬さと肉質とソースとのマッチングが良かったのか、今回はこれが一番と言っていいくらい気に入りました。おいしい洋食はご飯に合うというかご飯必須ということを再認識する、とてもレベルが高くてリーズナブルなランチでした。

こちらのお店といい福井のトミーといい、大都市圏からはずれた地域に、昔ながらの洋食を出すレストランがあることはとても興味深いです。妙なトレンドに振り回されないから、ブレないんでしょうか。ずっと続いている店にはその理由がある。改めてそう感じましたし、ますます色んな洋食屋さんを尋ねたくなってきました。


{お店データ}
住所:和歌山市広瀬中ノ丁1-13
電話:073-422-0115
営業時間:11時~21時
定休日:年末年始