日本国内はもちろん海外にも支店がある「ドンク」の発祥の地が神戸であり、三宮センター街とトアロードの角っこにあるこのビルが本店であることを知らない方がけっこういらっしゃるようです。しかも創業の地は、神戸市兵庫区柳原!↓
その本店ビルが立て替えのため三宮店は5月29日でいったん営業終了し、約2年間は少し南側の仮店舗でパンの販売のみとなります。
ドンクのパンはあちこちの支店でも買えるので特に問題はないんですが、本店2階のカフェとはしばらくお別れというか、再開されたとしてもまったく生まれ変わっているはず。それほど何度も行ったことはないけれど、子供の頃から知ってるのでやはり今のうちに行っておかねばなりません。
何度かこのカフェで食べたことがあり、一番記憶に残っているのはでっかいショートケーキなんだけど、いつの間にか扱いがなくなったようです。ならば選択肢はただ一つ。
どことなくおしゃれな雰囲気漂う螺旋階段を上がって二階へ。(エレベーターもあります)
しばし待って案内されたのは、カフェの中でもシンボリックな大理石製(多分)円形カウンターの一席。フランスのシンボル・雄鳥のオブジェが複数飾られています。
各種サンドイッチやスイーツなど色々あって、メニューブックは数ページありました。
そのうちのモーニングセットは、ドリンク付でいずれも1000円アンダーと意外にリーズナブル。
そしてランチタイムでは、僕以外の人が全員といっていいほど注文していたのがこのランチセット。4種類あっていずれもボリュームたっぷり、ドリンク付で1254円とこれまたリーズナブル。そりゃフツーはこれ選ぶよなあ。
しかし僕は初志貫徹のビーフカツサンド(1672円)。ぶっちゃけここでこれ食べた記憶はないんだけど、だからこそこの機に食べておかねばと思いました。カイノミ使用のビフカツ・玉子・トマトと、必要十分な組み合わせで、ソースなどはほぼ使われておらず。
いくらビーフカツとはいえ、サンドイッチにこの価格はどうよと思われるかも知れませんが、これまた十分にリーズナブル。
まずご覧の通り肉質がよく、シンプルな素材の組み合わせでしっかり肉の旨さを楽しめます。そしてもう一つはボリューム。僕は年の割にはよく食べるほうだと自認していますが、この6ピースは見た目以上にドスーンと来ました。おかげで晩ご飯はその辺にあったものをつまんだだけ。フツーの方ならハーフサイズ(836円)でも十分堪能できるのではないかと思います。
おみやげにコースターをいただいて帰りました。昔から馴染みのあるロゴとキャラクター(ムッシュ・ドンク)を使ったデザインがしゃれています。フランスパン袋のイラストもいいもんなあ。
こんなに支店がいろんなところにあって、ある意味「ありふれた」パン屋さんなのに、やっぱりドンクのバゲットっておいしいなあって思えるのはすごいことだと思います。1951年開業・神戸が誇る名店の本店がどんな風になって帰ってくるのか、楽しみに待ちましょう!
{お店データ}
住所:神戸市中央区三宮町2-10-19
電話:078-391-5481
営業時間:2階(カフェ)9時~18時/1階(ベーカリー)8時~20時
不定休
コメント