京都在住の友人の馴染みのフレンチレストラン「シェモア」には、いつだったか思い出せないくらいのかなり前に一度行ったことがあります。久しぶりに一緒に行かないかと誘いがあり、妻ともども京都まで出向くことにしました。ちゃんとしたフレンチなんて久しぶりやなあ。
お店は御幸町通り御池を少し上がった細い路地の奥にあり、知らなければここにレストランがあるとはまず気づきません。
だいぶ前とはいえ一度来たことがあるので、すんなりとお店にたどり着けました。
こちらのお店は2005年から、移転前の場所でも20年の歴史があるそうで、旦那様がシェフ・奥様がソムリエとフロア担当をなさっています。外光が入るテラス席も良さげ。
アラカルトはなく、魚介と肉類両方出てくるコースかどちらか一つのランチのみ。昼から両方はちょっとしんどいのでランチにし、友人は超甲殻類好きなのでここでは毎回オマール海老だそうで、妻は魚(この日は鯛)、僕は鴨を選びました。喉が渇いていたので初めだけビール、続いて友人が毎回飲んでる白ワインをボトルでお願いしました。
まず初めに「ウニのフラン」。イメージ的には茶碗蒸しのようなもので、つるりと軽快にスタート。
本日のオードブルがもう一品、こちらのスペシャリテ「海の幸のゼリー寄せテリーヌ仕立て」。まるでステンドグラスのように華やかで、運ばれてきた瞬間に誰もがわーっと声を出してしまう美しさです。(是非拡大してご覧ください)
いろんな種類の魚介と野菜が使われていて、鮑なんかもあったりしてすごくゴージャス。しかもかなりなサイズなので、この一品だけでも相当な満足感があります。
松茸の香りがホワ〜ンと漂い、スープに中は栗も入っています。崩したパイと一緒に秋をいただきます。
そしていよいよメイン登場、僕のはシャラン産鴨のロースト。羊か鴨か迷いました。
焼き加減抜群、めちゃジューシー。運ばれた時に二層になっていた下側(この写真では左側)は脂身で、ちょっとクリスピーな感じになっててこれも面白い。後で聞いたところによると鴨はシェフの自慢の一皿だそうです。
流石にたまらず、マダムにアドバイスしてもらって僕だけ赤ワインをグラスでお願いしました。
デザートはヨーグルトのムース・レモンのジュレ載せ、プリン、ドライフルーツ入りブリュレ。
僕の場合、お昼ご飯にこれだけのコストをかけることはそうそうありませんが、質的にも量的にも大満足の高コストパフォーマンス。この内容ならディナーだったとしても十分いけると思います。
やっぱりたまにこういうちゃんとしたフレンチをいただくのはいいもんですなあ。気軽にいける価格帯のフレンチのお店を神戸で探さねば。
{お店データ}
住所:京都市中京区御幸町通り御池上ル西側
営業時間:11時~14時 18時~21時
※要予約 090-5121-9580まで
不定休
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