2ヶ月ぶりに京都に行ってきました。ちょっとした用事を済ませ、京都在住の友人と錦市場で待ち合わせ。いっときに比べると少しは人出が戻りつつあるようですが、以前に比べるとゆっくり歩くことができるようになったもんです。
今回の目的は錦市場の西寄りにある鮮魚店「木村」。何年か前からこちらの女将さんとTwitterでやり取りをしており、ずっと前からうかがいたいと思っていたんです。
昔の錦市場は素人の観光客が気軽に買い物できるような雰囲気ではありませんでした。でも近年観光客が増えて随分様変わりし、気軽にひょいと買って食べ歩きができる店も増えました。個人的には以前のちょっと緊張感ある雰囲気も好きだったんだけど、敷居が低くなったのはいいことなんでしょうね。
こちら木村さんの店頭もウエルカム観光客な雰囲気満載ながら、しかしあなどるなかれ。なんと400年以上の歴史があり料亭や仕出し屋さんに卸すのが本業、そして店頭の品物にはそれらと同等の素材が使われています。
嬉しいことに、席数は多くないけれどお店の片隅に座って食べるスペースがあり、店頭で選んだものをいただくことができるんです。もちろんアルコール類もあり、ビールは缶入りとはいえ安っ。居酒屋さんじゃないのにそれなりに選択肢があって、日本酒はレギューラーもの以外にも色々あります。
友人と二人で中トロ中落ち(350円)・ふぐ皮ポン酢(250円)・生まぐろ鉄火巻(350円)・ハモ湯引き(値段不明)をチョイスすると、こんな風に盛り付けて持ってきてくれてプチ宴会状態。まずはビールで乾杯、でもこりゃやっぱり日本酒やなあということで2杯目からチェンジしました。この中では中落ちがすごかった。これが350円って信じられへん。
追加が欲しくなったらお店の正面に回り、とろサーモン&生マグロのカルパッチョ(各250円)や焼きハモ(各種ある中から500円の)を選択。品物を見ながら即注文できるので、すごく合理的というか便利というか。
握り寿司(内容日替わり350円)を締めにいただいて、大満足のお腹ポンポコリン。アルコール類もそれなりに飲んで、これでお勘定は一人2500円くらいのびっくり価格。
とにかく安い・それなのに質が高い・バリエーション豊富・魚屋さんで賄い食べさせてもらってるようなライブ感がいい。歩くのさえ難儀するような以前の錦市場の状態では落ち着けなさそうで遠慮してたんですが、なんでもっと前から来なかったんか。女将さんにやっとお目にかかれたし(もっと色々話したかった)、これからは京都に来たら例え少しの時間でも寄ってみたいお店になりました。朝飲み・昼飲みに絶好(飲まなくてもいいけど)、超おすすめ。
{お店データ}
住所:京都市中京区錦小路通柳馬場西入ル中魚屋町486 錦市場
電話:075-221-1639
営業時間:9時~17時
定休日:日曜・祝日 ※臨時休業あり
コメント
黒門市場が外人さん向けにぼったくり価格なんと比べたらえらいお得な値段なんですねぇ。
もっと高いんやろうと思ってたからちょっと驚きました。
えて吉さん>
錦ってすごくレベルが高くて敷居も高いんだけど、ここは全然そんなことないです。
文章と写真でどれだけ伝わったかわかりませんけど、価格の割に質がすごいんですよ。京都らしいものがこれだけの質と価格で楽しめるのは貴重だと思います。
錦市場は外人さんで混み合うようになって敬遠していましたが、これは使えますね。しかも安い❗
五輪前に行くのが正解かな?
LAKSAさん>
京都の中心部って、大阪や神戸ほどには昼飲みできるところってあんまりないですよね。でもここなら昼のみならず朝からでもOK。大人数では無理だけど、今のうちなら混んでないのでゆっくり楽しめると思います。