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女将さんと一緒にトミー(福井市)

神戸・元町にある、おまかせ料理のみのお店「佳景」には、たまに寄せてもらっています。毎回行く度にエントリはしていませんが、それというのもこちらの女将さんの話が面白いもんで、写真撮ったり料理のメモを取るのがそっちのけになってしまうからなんですよね。
で、夏の初めににえて吉さんと一緒に佳景に行った時になんでだったか福井のトミーの話になって、えらく盛り上がったと思ったら、えて吉さんが「運転手を買って出るから3人で一緒に行きませんか」って言わはったんです。これには僕も驚きましたねえ。だって運転する=飲めないってことですから、僕以上に食事時にはアルコール類ほぼ必須のえて吉さんにとっては半分ゴーモンみたいなもんですから。まあそれだけえて吉さんがお店と女将さんを気に入ってるからで、それならってことで早速その場で日取りを打ち合わせ、トントン拍子で「女将さんと一緒にトミー」ツアーが決定してしまいました。

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その日からほぼ2ヶ月後、大阪からわざわざ神戸まで車で迎えに来てもらい、女将さんと僕が乗り込んで福井へ。こういう場合には大概僕が助手席なんですが、お店以外で僕らが女将さんと顔を合わすのはほぼ初めてなので、今回は並んで後部座席に座らせてもらいました。えて吉さんがわざわざお父さんのいい車を借りてきてくれていたので、座席は革張り。まるで運転手付きの重役気分にさせてもらって、えて吉さんには申し訳なかったです。

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メニュー選択はほぼ僕に任せていただいて、まずは週替わりランチ(1350円)のサラダをば。女将さんに是非味わってもらいたかったので、300円プラスしてスープもお願いしました。

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えて吉さんはノンアルコールビールで我慢、申し訳ないけど女将さんと僕はいつもどおりお店におまかせで選んでもらった赤ワイン。うー、すんませんなあ〜

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せめてもの罪滅ぼしに、ペシャメル好きなえて吉さんのために通常メニューにはないエビクリームコロッケを事前に頼んでおきました。僕は前回に続いて2回目、前回はランチの一品だったせいか小判型、今回は俵型でどっしりボリュームあり。ドミグラスはもちろんのこと、ここのペシャメル系もすごくおいしいんですよ。

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週替わりランチを選んだのは、メインがこのトミーオリジナルの「ポークベロア」だったから。この料理、かなりの名作だと思っています。

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その実態は、豚肉にトミー特製タンクリームコロッケの中身(ベシャメル)を貼り付け、パン粉をまぶしてオーブンで焼き上げた初代シェフのオリジナル。フツーにポークカツだけでもおいしいのに、それに加えてレギュラーメニューにはない牛タンクリームコロッケのおいしさがプラスされ、そこに例のドミグラスソースがかけられているという手間の固まりみたいな料理です。毎度ながら思うことですが、こんなのがメインで1350円のランチってほんとにすごい。

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そしてメインはもちろんタンシチューとビーフシチューの相盛り。これを女将さんに食べてもらいたくって、わざわざえて吉さんが運転手を買って出てくれたんです。女将さんは子供の頃から、今も元町にある洋食屋さんでよく食事をされていたとのこと。ああだこうだ説明しなくてもこのシチューの意味は食べればわかってもらえるはず。でも気に入ってもらえるかどうかは好み次第。(プロに感想は聞きにくい)

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シチューを食べ終わって、さて〆にあと一品どうしましょうかと言ったら、ハヤシライスが食べたいとのことで特製オムハヤシを。ハヤシライスが食べたいってことはこのソースを気に入ってくれた証、良かった良かった。

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そしてデザートにはサプライズで、季節限定巨峰のゼリーが登場しました。僕は一度食べたことがあって、「巨峰の実が巨峰のゼリーに封じ込められていてその上に巨峰のソースがかかったアイス」という、仕込みの時にナンボほど巨峰の皮を剥いてることやらな一品。いつものことながらデザートまで隙なくビシッと決まっていて、ほんとにすごいレストランです。
行ってから1ヶ月近く経ってこのエントリを書いてると、またトミーに行きたくなってきます。数えたら今年になって4回目。そうかあ、それくらいしか行けてないのかあ…次回のトミー行きは、セイコガニコロッケの時期でしょうかねえ…

帰りにに神戸まで送ってもらうのはさすがに申し訳ないので、えて吉さんの最寄り駅まで送ってもらってお別れ、あとは女将さんと二人で電車で神戸まで。プロの料理人の方と一緒に食事をする機会なんてめったになくて、でもお店と変わらず気さくな女将さんからいろんな話も伺えて楽しい一日でした。お店でも、お店以外でも、機会があればまたご一緒したいものです。

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