◎3軒目:谷川製麺所
いよいよ今回の目的の店にやってきました。讃岐うどんファンならすでにお分かりのとおり、「青い屋根」とくれば谷川製麺所。
「数々のエピソードを持つこの個性派名店が今年いっぱいで閉店」なる衝撃的なニュースが流れてきたのが今年の5月。幸いにも閉店まで時間があったので、最後の方になって混みあう前に行っとこうねってみんなで言ってたんです。
調べてみたら僕は今回で4度目らしい。個性が強い店なので記憶に残りやすいせいか、もっと来てるかと思ってました。
僕が香川に来始めたころは松岡以外のS級店も健在で、その頃から比べるといろんな名店が姿を消してしまいました。昨年はみんな大好きだった「松岡」が突如閉店してしまうわ今年は青い屋根の谷川だわ、まあ時の流れといえばそれまでなんだけど寂しいし悲しいですなあ…
これでお別れということで、想い出のため過去の写真も数枚加えておきましょう。(今回あまり撮れなかったこともあるが)
以前撮った写真。さすが製麺所、店の焼印が入ったせいろが山と積まれています。
店の奥に入って丼をとって麺のサイズを伝えます。今回は多分初めて見るそば(写真右)がありました。
以前の写真。麺が入った丼を受け取ったら、脇にある寸胴から出汁と具をすくってかけます。谷川製麺所の特異なところは、製麺所なのにこの寸胴のお陰でいつも香川の冬の風物詩「しっぽく」が食べられること。しかも年中、それも小なら250円という安さで。こんな店は世界中探してもここしかありません。
テーブルの上には、ここならではの激辛一味があります。初めてここに来た11年前、Wakkyさんに「辛いから注意して」と言われたにも関わらず、あまりに辛くてむせてしまったことを憶えています。
最後の谷川製麺所は、ここでは初めて見たそばにしてみました。ネギの右側に見える肉片は、猪肉。場合によっては入っていると噂に聞いていた猪肉入りに最後に出会えて、良かった良かった、わざわざ来た甲斐がありました。
以前の写真。この時はうどん。具や出汁も美味しんだけど、メインはあくまでうどん。1杯目にしっぽく食べて、2杯目は醤油うどんでってのをやりたかったけれど、それは叶わぬままでした。残念だけど、これまでありがとうございました、そしてお疲れ様でした。
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