「B級的・大阪グルメ!ブログ」・こばやしさんの勤務先が伊勢志摩に保有している保養所に、「こんなの食べたよ」・えて吉さんが何度か同行しているエントリを読んで、これまでうらやましく思っていました。連れて行ってもらいたくても、僕はなかなか土日は休めないので無理。ところが珍しく休めそうな土日が出てきたので、駄目元でこばやしさんに連絡してみたら、とんとん拍子で話が進み、やっとこさこばやしさんご一家+えて吉さんと一緒に一泊二日のウマウマ旅に行くことができました。
これまでの伊勢志摩保養所旅では、初日に津あたりでうなぎを食べてるケースが多いようで、今回もうなぎ好きの僕のために良さげな店をチョイスしてくれていました。三重県度会郡度会町の「膳」は、県道からちょいと脇道にはずれた川沿いの古民家風のお店。ロケーション的にもけっこうイイ感じなんですが、実はここに至るまでには大変な道のりだったことは後述。
お店の外観はちょっと古めでも、木を多用した店内はまだ新しく、窓からは川が見えてほんわかムード。到着したのは土曜の12時少し前、ほぼ半分くらい席が埋まっていたかと思いますが、程なく満席となりギリギリセーフでした。観光客はやや少なめで地元率高し。僕も伊勢志摩方面で何軒かうなぎを食べたことがあるんですが、あの辺ってうなぎ屋の数が多いように感じます。元々そういう習慣が根づいているのか、好きな人が多いんでしょうかねえ。
丼と重は容れ物が違うだけ、値段の差はうなぎとご飯の量の差、質的には変わらないようです。余り見かけない白焼きが目を惹きます。本来なら白焼きで日本酒をいただきたいところですが、えて吉さんが運転してくれている間は僕も禁酒すると決めているので、ここはグッとこらえました。でも、どっちみちドリンクメニューには日本酒がなかったから飲めなかったんですがね。白焼き置いてて日本酒置いてないのは珍しいんじゃないかなあ。
こちらこばやしさんの奥さんご注文の白焼きセット。大振りうなぎが丸々一匹付いて、この価格(2500円)はお得ですねえ。白焼きも蒲焼きも両方食べたいから、2人ならセットを2種とって半分こするのがいいかもしれません。
こちらえて吉さんのうなぎ丼(月)。結果論ですが、丼・重系を注文するなら、これが一番(コスト面を含めて)バランスが取れてていい選択じゃないかと思います。蒲焼き3切れはそこそこのサイズで身も厚く、余程じゃなければ充分満足できるでしょう。
僕はうな重(上)を選択。特徴としては身が厚くしっかりしている・ご飯全体にタレが絡めてあること。以前食べた伊勢の「さし汐」「喜多や」ではご飯にタレをかけるのと絡めるのを選択出来るようになっていましたが、どうやらこの地域では絡める方が標準のようです。
身は食べ応えがあり、タレも甘すぎることなく、とてもおいしくいただきました。ただ好みとしてはもう少しタレ控えめのほうが好きなので、絡めるのではなくかけるほうをチョイスできればより嬉しかったです。
ところでこのお店、川沿いにあってロケーションがいいんですが、その手前にはかなり急勾配の坂道があります。その上、写真では捉えきれませんでしたが、大きめな車なら切り返しなしでは曲がれないヘアピンカーブもあり、かなりわかりにくい場所なこともあって到着するまでスリル満点です。
ただでさえコワい道なのに、えて吉さんの車のカーナビが農道みたいな狭い道を案内したもんで、我々一行は必要以上の恐怖を味わうことになりました(マジです)。道は細いし狭いし対向車来たらどうしようもないし、草木かきわけバキバキ音がするし、ガケが現れるし。結果的だか意識的だか知りませんが、「酷」道経験豊富なえて吉さんとしても、MAX級だったそうです。讃岐うどん巡りでもけっこう変な道通るけど、これはほとんど「車で藪漕ぎ」状態やったもんなあ。
お店のマッチに載っていた地図がこちら。茶畑がある道(どんな目印やねん)から入り、保育所の角を曲がってガケ沿いに進むのが正解。我々は「林」と書いてるほうから来てしまったので、エライ目にあいました。皆さんどうぞご注意を。それにしても「林・ガケ・竹やぶ・茶畑」なんて書いてる案内地図ってめったに見られませんぞ。
{お店データ}
住所:三重県度会郡度会町長原1314 電話:0596-64-0220
営業時間:11時~15時 16時~18時半
定休日:月曜、毎月最終火曜 (その他、臨時休業あり)
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