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沖縄テーゲー旅8〜はなじゅみで初ヒージャー(那覇・久茂地)

これまで何度も沖縄料理を食べてきましたが、未経験の内の大物の一つがヒージャー(山羊)料理でした。随分前から知ってたものの、その強烈な匂いに関する数々のエピソードにビビっていたのは確か。山羊料理についてかなり初期に読んだものの一つはこれですかね。
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いつかはトライしなければとは思っていたものの、これまで沖縄に来た時は家族旅行だったのでさすがに道連れにするわけにはいかないし、そもそもあちこちお店があるわけでもなく機会がありませんでした。

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今回えて吉さんと沖縄旅行するにあたって、事前候補の一つに山羊料理はなんとなく頭にありました。そしたら、初日にそば食べに行くために降りたゆいレールの安里駅そばで「二十番」にいきなり遭遇するわ、国際通りから宿の間の飲み屋で何軒か取扱いあるわ、決め手は宿の目と鼻の先にあるこの「はなじゅみ」を発見と、まさに食べろと言わんばかりの山羊料理屋攻め。初日に二十番と遭遇した時点で、食べた経験があるえて吉さんはけっこう山羊スイッチ入ってたし、こりゃあ行かなしゃあないなあってことで、2日目の夜にここでついに山羊デビューとなりました。

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表に値段入りのメニューがあったので、金額的には心配なし。山羊以外にこれまた未経験のイラブー=ウミヘビ料理もあるようですが、いきなり両方制覇するにはちと気持ちの余裕がありません。まあなんとなくイラブーはそんなにハードル高くないんやないかと勝手に思ってるので、楽しみに置いておきましょう。

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お店に入ると僕らが最初の客。店内はカウンター席と小あがりで、当然前者をチョイス。けっこう個性が強いおかみさん一人でお店をやっておられ、料理以外にも色々話が聞けて面白かったです。ちなみに、お店に入ってすぐ目につく大きな裸婦の絵は、若かりし頃のおかみさんがモデルだとか。現在も本職は琉球舞踊の先生で、お兄さんが山羊肉を扱っておられる関係でこのお店をやっているのだそうです。
山羊・イラブー以外にフツーの沖縄料理もあり、この中ではンムクジプットルーが何かわかりませんでしたが、芋くずを使ったもんじゃ焼きみたいなものだそうです。

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ついにやってきたヒージャー初体験は刺身から。部位は不明ながらお皿の右側は赤身、左側の白っぽいのが皮に近い部分。刺身の下にはヨモギ(フーチバー)が敷かれています。覚悟を決めてまずは赤身から、匂い消しのフーチバーと一緒に生姜醤油をちょいとつけて恐る恐る口に運んでみました。
…あれ?臭くないやん。そこそこの歯応えはあるものの身は柔らかく、鼻に近づけても噛んでみてもケモノ臭さはほぼ感じられず。牛に比べたらわずかに野趣みたいなものを感じるような気もしますが、全然どうってことありません。
続いて皮の部分。口に運んで噛んでみて、おーこれか、こいつは来る来る。味というか香りというか、とにかくクチャクチャ噛んでいると、鼻の奥から動物園クサさみたいな匂いが抜けていくんです。なるほど、この成分?が噂に聞いていたアレですな。好ましいかと言われればそうではないけれど、すごく嫌いかと言われればこの程度なら全然耐えられるレベル。モノによっては強烈なのもあるようですが、たまたま選んだこちらのお店は肉のタチがよいのか、その手の臭みがあまりしないようです。

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すんませ〜ん、ピンボケ写真で<(_ _)> 山羊汁撮ったんだけど、ブレブレでした。
ごく薄い褐色がかった乳白色のスープはかすかにとろみがあり、この中に骨付きの山羊肉がゴロゴロ沈んでいます。先ほどの刺身は室温でしたが、こちらは熱を加えられているので活性化しており、口に運ぶ前からふんわり動物園臭が漂ってきます。
丼から小鉢に取り分けて、薬味のフーチバーを加えてズズッとすすってみると、やはりあの動物園臭が皮刺身よりレベルアップしてやってきます。骨に付いている肉をせせってみてもそれほど匂いは感じることなく、汁のほうにそのエキスが出ている感じ。

2つの料理を食べてみての感想は、覚悟していたほどの臭さではなかったってことと、おいしかったかと言われれば特にそうでもないってのが正直なところ。店を変えればもっと強烈なのに出会っていたかもしれないし、これは無理!よう食べん!ってなってたかもしれません。こういう癖のあるモノは、好きな人にとってはキツいほどたまらんのかもしれませんなあ。
なお、おかみさんに「これ食べたら精が付くよ〜」って言われましたが、そんなこと言われても試す機会もないから真偽の程はわかりませんでしたw

 ◆参考エントリ:山羊料理の食べられるお店『はなじゅみ』那覇市久茂地にある30年続く老舗の名店でこだわりの山羊(ヒージャー)を食べる〜前田昭宏の全力疾走!

{お店データ}
住所:那覇市久茂地2-17-1 電話:098-862-1182
営業時間:17時〜24時 定休日:不明

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