前回の宴会が好評につきまたやろうということで、前回メンバー(*あきこさん*・えて吉さん・こばやしさん・だいこんさん・僕)に加えて、きよみぃーとLAKSAさんの計7人でスペイン料理カンバッシーに行ってきました。
初めて行った時になかなか商売が難しい場所じゃないかと少し心配になりましたが、なんのなんの今回もお店は大盛況。それなりの人数で行くならちゃんと予約しておかないと入れない店になりつつあるようで何より。もちろん今回もちゃんと予約していきましたよ。
まずは突出しをアテにビール飲りながらメニュー検討。是非モノは漏らしたくないし初めてのものも入れたいし、なかなか悩ましいところです。なお今回飲み物は最初ビールから始まって、その後好みに応じてワインやらシェリーやら。フロア担当がマダム以外にもう一方男性が増えていて、お酒選びについて色々アドバイスしてくれました。
スタートは色々楽しめて是非モノのタパス盛り合わせ(一人前なら1200円)から。鶏胸肉のモホベルデソース(緑の、モホ=Mojoはスペイン領カナリア諸島原産のソース)を中心に、イイダコの墨煮・マグロのテリーヌ・イワシのエスカベチェ・ブロッコリーのスペインオムレツ。この中で今回一番印象的だったのはまぐろのテリーヌかな。前回もそうだったんだけど、ここの魚を使ったタパスが僕には合うようです。
アヒージョ数種ある中から、マッシュルーム(800円)を選択。他の(海老・あさり・ムール貝)を食べてないのにこんなこと言うのはなんですが、いい選択でしたねえ。こばやしさんがパンをオイルに浸してバクバクいってたのが眼に浮かびます。
牛モツのカタルーニャ風(900円)は、トマトの酸味がモツの癖をカバーしつつ旨味を増す相乗効果とでもいいましょうか。もちろんパンやワインやシェリーにも合いますが、僕はなんか知らんが白ご飯が欲しくなりました。
続いてのトマトパンは、トマトを潰してガーリックなんぞと一緒にパンに塗ってある系で、イタ飯なんかでもよく見かけるベーシックな料理ですが、こんなシンプルなのがこれまたおいしいんですよね。
続いて、初めてえて吉さんと来たとき以来毎回注文している是非モノ・生ハムとあげ芋と玉子のまぜまぜNo4(900円)。生ハム・フライドポテト・目玉焼きをぐちゃぐちゃにして食べるだけなのに、なんでこんなに魅力的なのか。やはりポイントは堅めで塩がしっかり目な生ハムでしょうねえ、何度食べてもうまいです、これ。
そして今回の目的の一つ、ここでは初めてのパエーリャ(一人前なら1800円)を魚介系で。ぼちぼち酔っぱらってたのでピントイマイチですが、海老。各種貝類がゴロゴロ転がっているのが見えます。僕のパエーリャ経験値は大したことありませんが、とはいえこれまで食べたものとは別格に魚介の旨味が豊かで、しっかり効いたサフラン風味とともにひとことで言うなら「濃い」パエーリャ。食事としてもうまいですが、かなりゴキゲンな酒のアテでもあります。へなちょこではなくドカンと来るこの一発、今回の料理の中で一番でした。
そして3回続けてのパスタ版パエリャ・フィデウア(一人前なら1200円)は今回初めてのイカ墨味。イカ風味の固まりみたいでこれもおいしかったんだけど、もう少しパリッと焼けてて欲しかったかな。
ぼちぼち終わりかと思っていたら、〆にドーンと出てきたのがスペアリブと海老の煮込み。写真ではサイズ感が伝わってきませんが、海老もピーマンの下の肉塊もデカくて、出てきたときにみんなおおっ!って声が出てました。でっかい肉はホロホロ、ソースは自然に甘くて酸っぱくてコクがあって、出来るなら重めの赤ワインをドカンと、あるいはソースごとご飯の上にドバッとかけてワシワシいきたくなりました。
酔っぱらってたこともありおいしかったこと以外はあまり憶えてないデザートは、確か桃のアイスクリーム他4種。僕は甘辛両刀なので、やはり最後はこういうので締めたくなります。
ランチもやってるので、是非最初はそこからでも始めて下さい。でもやはりここの真骨頂は、これくらいの人数集まってみんなでワシワシ飲み食いすること。パエリャ・フィデウアにタパスはマストとして、そこに何を足していくかは気分次第のお好みで。一品のボリュームがドカンとあるので、そのつもりで色んな料理を試されんことをオススメします。個人的にはマストなメニューが多すぎて、次回はどないしょうかって感じですが。
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