以前「龍麺坊」って店で腕を振るっていた出張中華料理?の大将が、大阪の駒川商店街の倉庫でお店をやっているということで、前回同様*あきこ*さん・LAKSAさん・だいこんさん・えて吉さんと僕の5人で行って来ました。あまり僕は事情がわかってないのですが、大将は以前住之江で「邯鄲小吃館(ハンダンショウチュカン)」という店をやっていて、今は駒川商店街近くのこの場所でやってはるとのこと。店名看板はなく、以前の建物使用者?の「有美堂」の表示のまま。わかってなかったらここが飲食店とは誰も思わないでしょう。
店内は飾りっ気一切なし。写真右側には小上がりがあり、ベニヤ板貼ったみたいな壁で仮設感バリバリ。こういうのあかんわ〜って方もいるでしょうが、僕はこの手のワケわからなさがけっこう好きなんです。
びっくりしたのは調理器具で、なんとカセットコンロとフツーの家庭用のフライパンを使ってはるんです。大将曰く、出張料理人だから火と鍋さえあれば大丈夫とのこと。すごいなあ。
今回の料理は一人3000円のおまかせ(ドリンクは別途)。予め用意されていた涼(冷)菜は、ミズダコわさび風味・枝豆・鯛刺身のピリ辛和え・いちじく・セロリと湯葉の和え物・茹でたコブクロとネギの和え物で、これだけでもかなりなボリュームと多彩さです。
炒め物は中国家庭料理の定番の一つ・トマトと玉子の炒め物からスタート。これ、僕もちょくちょく作るんですが、好きなんですよ。
続いて、牛すじとじゃがいものカレー煮。肉じゃがみたいだしカレーみたいだし。
そしてドカーンとスペアリブのオイスターソース煮。以前来た時も笑ってしまいそうなほどの骨付きの煮豚が出てきましたが、これも相当なものでしたねえ。
個人的にはこれがこの日の一番・炒め肉とネギの干し豆腐巻。運ばれてきた時は小麦粉で作った皮かと思いきや、よく見ると干し豆腐。濃いめの味付けの肉とちょっとツンとくるネギとの組み合わせがよく、とても気に入りました。
ぶどうが出てきたのでデザートかと思ったら、ぶどうソースの海老の炒め物でした。ここまでの料理の流れとはちょっと違っていて新鮮。
そして〆は皮から手作りの水餃子(ひょっとして羊肉?)。中身ももちろんですが、皮がモチモチで旨かったですねえ。
以上、全部で12品。お店に入る前からその怪しさにワクワク、入ってからもその雑然さ?を楽しむことができ、安くて量もたっぷりで旨い料理の数々が味わえて、ほんとにすごい&オモロイ店でした。ここの大将、只者やないなあとつくづく思います。
参考サイト:メシ通/ホントは秘密にしておきたい「倉庫中華」で脂っこい中国料理のイメージが完全に覆された
{お店データ}
住所:大阪市東住吉区中野1-15-28
※それ以外はあまり定かではありません…
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