先日のこと。翌日の仕事がメチャ早朝からだったし雪の恐れもあったので、えて吉さんとこに泊めてもらうことになりました。その前日は早めに仕事が終わるので、夕方から飲み始めて早めに寝て翌日早くに起きようとの算段。時間的にも都合のいい店がないかいなと探していたら、初めての店が引っかかってきました。
えて吉さんも僕も初めての店「たこ坊」は昭和26年創業のくわ焼のお店として有名だそうな。くわ焼といってもいくつかの種類があるようですが、ここでのくわ焼は串に刺した食材を鉄板に載せ、さらにその上から左官屋さんが使うコテみたいなのでギュッと押さえて焼く調理法です。
初めてだったのでどこかいなと思いながら行ってみたら、なんじゃいな、有名な相合橋正宗屋のほぼ真向かいやないですか。
くわ焼系の店と言えば天満の他何軒かある「一富士」を思い出すんですが、あちらはお好み焼や焼そばなんかがあり、こちらたこ坊では揚げものが頼めます。くわ焼と共通するネタもあれば揚げものオンリーのもあり、トータルすればけっこうな品数。こりゃあ大阪以外からのお客さんが来た時に連れてきてあげたら喜ばれるんじゃないでしょうか。
メニューの値段は一本当たりの価格、注文は基本的に二本から(一人なら一本でもやってくれるようです)。蓮根肉詰め、好きなんです。
一富士では鰻を薄焼き玉子で巻いた「う巻き」ってメニューがありますが、こちらでの玉子巻きメニューは「豚ぺい焼」。一本ごとに薄焼き玉子をくるっと巻き付けて出してくれる芸の細かさは外人さん受けしそう。
この日食べたくわ焼の中で一番印象に残った「あなご」は、さすがメニューのトップを飾り一本400円するだけのことはありました。穴子の切り身をさっと焼いてタレをかけてるんだけど、焼きたてが香ばしく穴子が口の中でホロッとほどけるおいしさ。それなりサイズで食べごたえもあるし、これは必須メニューだと思います。
途中から揚げものにチェンジしました。その中からの一品、パッと見は鶏のチューリップに見える「チキンポテト」。
囓ってみると中にはポテサラが仕込んであるという仕掛け。手羽先ギョーザなんかと同じ発想でおもしろいですね。
その他この日いただいたものをスライドショーにしました。(くわ焼/げそ・こんにゃく・牛バラ・玉ねぎ 揚げ物/エビパン・ボンチキン・かにの爪・キス)
ネタが同じならくわ焼でも揚げものでも値段は同じのようなので、個人的には揚げ物でしかないもの以外はくわ焼で食べたいかなという感じでした。店内活気があっていい感じ、小さなテーブル席もあり。じっくり腰をすえる類のお店ではないので、多数を占めるカウンター席で好きなものを順番に注文して熱々をサクッと食べて飲んで、ほな次の店行こか〜って使い方が良さげです。
{お店データ}
住所:大阪市中央区千日前1-8-3
電話:06-6211-4704
営業時間:16時半~23時
定休日:木曜
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