わざわざ行った甲斐があった「古時計」(兵庫県多可郡多可町)

1年半以上前にこちらのブログで拝見して以来、ずーっと課題リストで温めていたこちらのお店「古時計」。位置的には神戸から北西方向の西脇市よりもう少し北側にあり、先日ドライブがてらやっと行ってくることができました。

看板には「自家焙煎珈琲」のほか「田舎の洋食屋」とも書かれており、まさにそんな雰囲気を外観からも感じることができます。

店についたのは平日の13時頃。並ぶことも覚悟の上でしたが先客は一組だけで、お店の外観写真を撮っているうちにすぐに僕の順番が回ってきました。
 

店内は木がふんだんに使われていて、ちょっとした山荘風のリラックスできる雰囲気。自転車やドライフラワーが配されていて、店内にいながらもちょっとアウトドアな雰囲気が感じられます。
 

店の奥にはちょっとした食事会を開けるスペースがありました。都会にはなかなかない、余裕ある魅力的なスペースですねえ。
 

食事メニューは洋食オンパレード。いっときハンバーガーをされてたそうですが今はなく、こちらのブログのメニューとも少し違いがあります。個人的にはビフカツがなくなっているのがちょっと残念ですが、今回は別メニューが目的だったので問題なし。
 

目的はこちらの古時計ランチ(1210円)。メニューを見たら「ハンバーグとエビフライ」としか書いておらず予習と違ってちょっと戸惑いましたが、ちゃんとそれ以外にポテトコロッケ・白身魚のソテー・とんかつなどもそろった洋食オンパレード。
それぞれの料理も、ご飯・お味噌汁(豆腐とえのき)・デザートのクリームブリュレまで、どれも大満足。特にエビフライは立派なサイズの有頭で、頭から尻尾まで丸ごと全部おいしくいただきました。おかずがたっぷりなので、ご飯は大盛りにすべし。
 

そしてこちらのウリのハンバーグ。僕は洋食メニューの中でハンバーグってそれほど好きでもないんですが、ここのはかなり違いました。おそらくほとんどつなぎなしの、黒田庄和牛オンリー。柔らかではなく、詰まり過ぎることなくぎっちり堅めの好みのタイプで、噛むほどに赤身のしっかりした旨さが伝わってきます。あー、牛肉喰ってるー、それもステーキでもビフカツでもなくハンバーグで喰ってるーと実感。
ドミグラスソースもビター目できっちり作られており、今まで食べたハンバーグの中でも一番好きかも知れません。普通なら、色々揃ってる古時計ランチを迷わず選びそうなもんだけど、次回来たらハンバーグ単品を選んでしまうかもなあ。
 

食後のコーヒー(200円追加)も高いレベルでおいしく、これで1410円は激安。「田舎」の豊かさを痛感せずにはいられませんでした。そりゃあ行列ができて当たり前ですわ、すごいお店です、ここ。

{お店データ}
住所：兵庫県多可郡多可町加美区寺内129
電話：0795-35-0077
営業時間： 8時～18時
　モーニングサービス 8時～11時
　ランチタイム 11時半～14時
　軽食･デザート 14時～
定休日：水曜