神戸には洋食屋さんがいっぱいあるんですが、阪神間にも行ってみたいところがいくつかあって、この日はなんとなく阪神西宮駅で降りてみようと思い立ちました。この駅の近くには甲南亭グリルとかROMOとか、良さげな洋食屋さんがいくつか集まっているようですね。
そんな中から選んだのは「ロンドン」。調べた限りでは、尼崎で30年→西宮の国道近く→2017年10月現店舗と移転してきたらしく、フレンチのお店の居抜きでこちらに入られたようです。
よって外観内観ともシュッとした感じだけど店としてはそれなりの歴史があり、年配のご夫婦でお店を営まれています。カウンター席以外に奥にテーブル席もあり、僕が行ったのは土曜の13時過ぎだったのでそれほど混んでいませんでしたが、みなさんけっこうテーブル席を利用されているようでした。
他のお客さんのオーダーを聞いていると、エビフライ・ハンバーグ・週替わりランチが人気の様子。最近は更新されていませんがFacebookを見てみると、常連さんならこりゃ週替わり選ぶよなあって感じです。でも僕は最初からビーフカツと決め打ち。面白かったのは、注文してからペチペチと肉を叩く音が聞こえ、コロモをつけた状態で奥さんからご主人にバトンタッチ。サービスと調理で役割分担してるのかと思いきや、こういうやり方もあるんですねえ。
しばし待ってビフカツ登場。デミグラスソースはややビターのサラッと系で、カツのサイズも厚みも充分。これで1400円はかなりお値打ちでおいしくいただきました。。
…で、これで終わりではなく、メニューを見た時からこの「牛ヘレパネグリエ」ってのがずっと気になってたんです。あとで調べたら「パネグリエ」って、フレンチ由来のパン粉付け揚げ焼のことのようでした。
どうしてもそれが気になって追加オーダー…はさすがにアホなので、数週間後に再訪しました。ヘレを切らしているのでロースでもいいですかと訊かれましたが、そこは大した問題ではないので全然オッケー。
作り方を見ていると、バターで揚げ焼→オーブンで加熱→粉チーズとデミグラスソース掛けって感じ。
(当然ながら)バターの香りがふんわり漂ってきて、リッチな感じ。あんまり食べたことないんですが、ウインナーシュニッツェルとルーツは同じなのかなあとか、僕の経験としては名古屋の「ラク亭」で食べたスカロップを思い出しました。あれもこの技法なのかなあとか、かつてはけっこうポピュラーなやり方だったのかなとか想像しながらのレアな経験でした。
個人的にはここではビフカツ食べるよりもパネグリエ、でも週替わりやハンバーグも食べてみたいので、複数人数でまた来たいなあ。
{お店データ}
電話：0798-36-3818
住所：西宮市馬場町4-10
営業時間：11時半～14時半 ※ディナーは予約のみ
定休日：日曜・祝日
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