神戸にはおいしい豚饅を売ってる店が色々あるので、神戸っ子にはそれぞれ自分のひいきの豚まんがあります。三宮一貫楼のは僕のひいきの豚まんの一つで、物心ついた時からの馴染みの味。自分の体の中に擦り込まれている食べ物の一つと言いきれるでしょうね。
お店でアツアツを食べるのが当然一番なんだけど、うちで温め直す時は軽く水をかけてから豚まん蒸し器に入れて電子レンジでチンします。アンの玉ねぎの甘味が効いてるので、辛子をつけてあんぐり。ノーマルサイズで一個210円は価値ありますなあ。
今さらながら、ふと思いついてこの店の歴史を検索してみたら、すごく興味深いサイトが引っかかってきました。
◎食と農の楽しさを伝えるウェブマガジン Mog-lab(モグラボ)
〜店ものがたり「三宮一貫楼」編 (第1章から最終の第4章まであります)
昭和29年創業から現在に至るまでのこの店の歩みに関するインタビューなんですが、ものすごく面白く、そしてものすごく壮絶な内容で、第4章まで一気読みしてしまいました。語り手である常務さんのお話しは基本的にはユーモラスではあるものの、意外な話やら息を呑みような話やら、驚きの連続。551蓬莱との関係とか知らなかったし、そりゃ神戸なんだから震災の被害も受けてるだろうけど、こんなにもやったんかとか、考えられないほどの危機を何度も乗り越えられてきたことがよくわかります。ぜひご一読を。
そして世界全体が新型コロナウイルスと闘っている今、三宮一貫楼もレストランの営業を休止し、豚まん以外にも様々な料理がテイクアウトできるようになっています。これまでの経験を活かし、今回の難局も必ず乗り切ってくれるに違いありません。微力ながら、応援しますよ、当然!
(以下4/25追記)
三宮一貫楼の常務さんが、下記ツイートされていました。
神戸を離れている神戸っ子さん、ぜひ!
1番影響力小さいここでこっそり告知。5月1日から20日まで三宮一貫楼通販、全国送料半額キャンペーンします!期間中の売上の5%を最前線で戦う医療従事者さんの不足物資購入のための資金として寄付します。
— 安藤孝志 (@taka_ikkanrou) April 25, 2020
コメント
一時期、2回でピリ辛?プレートをご飯少なめ、または無しにして豚まん追加や春巻き追加してビールにハマってました。
551蓬莱と一貫楼がそんな縁があったとはびっくりです。
記事内での地上げの話、そうそうあの近くの飲茶屋(あえて名は秘す)もえらい目にあったよなと読み進めるとダンプ突っ込んだ話が。あの店、そのまま閉店してしまったんですよね。
ウチの母親がパートに行ってましたわ。
こ〜らさん>
たまたま検索してあのリンク先を見つけたんですが、初めて知ったことだらけでびっくりしました。商売繁盛してるしけっこう順風満帆かと思いきや、ものすごい荒波をいくつも乗り越えられてきたんですねえ。あのリンク先、もっと色々な人に読んでもらいたいんですけどねえ…
はい。ほんとびっくりしました。
あの記事、Facebookの方でシェアさせていただきました。
あ、どうもありがとうございます!
送料半額キャンペーンのことももっと知らせたいですねえ。