今回の弾丸日帰り旅、往復5550円のチケットを見つけて思い浮かんだことは、とにかく水炊きを食べに行こうというのが一番。これを昼ご飯にして、じゃあ夜は何にするかにめちゃ迷いました。海鮮・焼鳥・鉄板餃子・なんでもありそうな居酒屋・屋台・もつ鍋…検索していたら食べたいものだらけできりがない。結局出発前には決めることが出来ず、まあ昼を食べてからの腹具合と気分で決めりゃいいやとその間あちこち散策。頃合いの腹具合になって妻に提案してみたら同意を得ることができたので、鶏水炊きに続いてのこれは濃いなあと思いつつ。ラーメン(もちろんとんこつ!)を食べに行くことにしました。
一番食べたかったのは薬院の八ちゃんラーメンなんだけど、営業開始21時なので無理だから事前に色々調べてみたところ、おいしそうだったしオモロそうだったのがこちら「博多元気一杯!!」。店名表示もなく暖簾もなく、知らなければ飲食店とはわからない店構えで、営業してるかどうかの目安は店頭に青いバケツが出てるかどうかだけという、まるで怪しい讃岐うどん屋みたいなラーメン屋です。
かつては様々な伝説があったらしく、写真撮影・携帯操作・着信音が鳴る・子供連れ・地図を眺めながらの入店・店内を過度にキョロキョロ・メニューを聞く・大盛り注文・高菜を先に食べる・麺を先に食べる、以上すべて退場処分対象だったとか。(ホンマかいな)
参考サイト:
ushigyu.net・「元気一杯」写真撮影・携帯禁止、のれんも看板も無し、高菜や麺を先に食べたら退場のラーメン店。でもうまい。
しかし時が流れ、今は上記のような厳しいルールがなくなったばかりでなく、「店内写真撮影OK」のサインが出るほどまでにソフトな方針に変わったらしいです。
参考サイト:
ushigyu.net・撮影OKになった伝説の店「元気一杯」究極の豚骨スープがここにある
お店に入って店内を見回して、事前情報になかったのが「高菜が消えました」の表示。世の中ではなくなったわけではないけれど、納得できるものが出せないからやめましたというのは、半端ないこだわりを感じせられます。
バリエーションこそあれどメニューはほぼラーメンのみ。どんな頑固親父かと思いきや店主はまだお若くハンサム。もう一人若い衆との二人でお店を切り盛りされていて、かつての伝説が信じられないほど柔和で愛想のいい接客に、ちょっともの足らなさを感じるほどでしたw
僕らが神戸から来たというと、入れ違いに店を出て行った若い女性4人組も神戸からでしたよ、とのこと。その子達と一緒に記念撮影をしていた店主、僕が写真を撮っているとわざわざカメラ目線をくれました。なんでこんなに変わったんやろなあ。
さてネタ話はここまでで、本題のラーメン(ノーマル・700円)登場。話に聞いていたとおりスープの見た目はほぼコーンポタージュで、トッピングはネギ・キクラゲ・沈んで半分隠れているチャーシュー。見るからに濃そうなスープながらケモノ臭はほとんどなく、あの匂いに弱い人でも食べやすそうです。
麺は当然細めのストレート、カタメンでお願いしておきました。まずスープをすすってみて、思わずあ゛ぁ〜と低く声が出てしまいました。めっちゃクリーミーでめっちゃ濃厚でめっちゃ豚骨。かといって、繰り返しますが臭みはほぼなし。めっちゃ乱暴に表現するなら、天一のこってりを少し味付け薄めにして臭みを抑えた感じでしょうか。
卓上の調味料は一味のみで、最後のほうに少しだけ振りかけてみましたが、個人的にはスープをそのまま味わったほうがいいので不要。出来ることなら替え玉したかったけど、お昼がたっぷりだったので断念、その替わりスープは飲み干しました。
かつてしょっちゅう博多に来ていた頃に行っていた八ちゃんラーメンのワイルドさに慣れているので(といっても長い間ご無沙汰だけど)、それに比べればまだ大人しい。恐らく妻は八ちゃんのは臭くて濃くて無理だろうから、そういう意味ではバリバリ豚骨のこちらのラーメンを食べられて良かったです。
やっぱり博多のラーメンはおいしいし面白い。もっといろんな店に行ってみたいものです。
参考サイト:
ラーメンだけでなく、今回の博多への旅に関して下記サイトがとても参考になりました。博多に行かれる際はぜひご一読をお勧めします。
ushigyu.net・福岡市民の私がガチで選んだ、福岡・博多グルメのおすすめ店まとめ
{お店データ}
住所:福岡市博多区下呉服町4-31
電話:非公開
営業時間:11時~22時[土日祝]~20時
定休日:不定休
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