「洋食」カテゴリーアーカイブ

肉喰いたいモードだったので「ほるもんBarおかだ」(大阪・大正)

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ここんとこ肉喰いたいモードが続いています。今夜ははなっからこの店でこれを食べようと決めていました。「ほるもんBarおかだ」のハラミカツサンド(1200円だったと思う)。限定2食(3食の日もあるらしい)だし、空振りの可能性もあったんですが、無事ありつくことが出来ました。洋食屋のカツサンドというよりは、やはり肉屋のカツサンドって感じ。この価格でこのボリュームとこの質は素晴らしい〜
今日は少し店主と話すことが出来ました。立ち仕事続けて何十年なので腰痛のためたまにお店を休まざるをえない日があるとか。国産牛が品不足で高騰しているため、入荷してこない部位もあるとか。僕が来たときはいつもハラミカツサンドはメニューボードにあったような気がするんだけど、実はハラミが入荷してない日もあるそうです。ちゃんとありつけてラッキーだったなあ。次回は念願のタンユッケをイってみたいんだけど、これまたいつもあるとは限らないそう。まあもしなくっても、いくらでも食べたいものあるので困らないんですけどね。


洋食屋ナカムラ(神戸・兵庫県警西側)

20150527ナカムラ
神戸の洋食屋さんを検索していて、今年の3月に深江で6年営業の後に移転して来られた「洋食屋ナカムラ」のことを知りました。場所は兵庫県警の裏側というか西側のマンションの1階にあり、わかりやすいです。

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店頭のメニューがカラフルでポップですね。ランチメニューはA,Bのセットが2種とビフカツセット、それ以外はレギュラーメニューになるようです。ランチセットなら、AのハンバーグにするかBの有頭海老フライにするかが迷いどころ。Bだとフライものばかりになるので、そのあたり気になる人もいるかも。

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スタッフの皆さんも若く、当然ながら店内きれいでカフェみたい。お店のスペースはけっこう広めで、席数がそれなりにあるけれど余裕があってゆったりしています。

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有頭海老フライに惹かれたのでBセットにしてみました。真ん中はクリームコロッケ、右は本日のフライものでミンチカツ。出てきて驚いたのがお皿の大きさとてんこ盛りのサラダ。これにご飯とスープが付いて税込み900円はお値打ちです。
有頭海老フライはデカくはないけど、この価格のセットものとしては充分なサイズで、頭もしっぽも残さず食べました。クリームコロッケのベシャメルはほんのり甘め、ミンチカツは玉ネギ少なめでみっちり肉々しい。ドミグラスはトマト風味が少し前に出た甘さ控えめで、なんちゅうか今風だけど軽くはなくってちゃんと腰が据わってるなあって感じで好印象でした。

20150527ナカムラ

(エントリ内の写真は二度クリックで大きくなります)

帰ってから調べてみたら、こちらのシェフはグリル一平で修行されたとのこと。店頭メニューにも「当店自慢のデミグラスソース」って書いてあるし、洋食屋さんとしてのベースはきっちり、そこにちょっと今風スパイス振りかけてって感じでしょうか。コストパフォーマンスが高いランチメニューも良かったけれど、次回はアラカルトでシチュー系かビフカツをイってみましょうかね。あ、ハヤシライスもいいな。

{お店データ}
住所:神戸市中央区中山手通2-3-19 電話:078-321-6711
営業時間:11時~15時 17時~21時半 定休日:月曜(祝日の場合は翌火曜)


丸新軒(神戸・柳原)

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ずーっと前から知ってて気になりつつも、自宅近くだからいつでも行けるわいと未訪のままだった「丸新軒」。柳原のえべっさんの向かい側なので、十日戎の期間中は鹿野のタコ焼きに隠れてかわいそう〜wっていつも思ってました。

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確か震災を機に建て替えられたのではないかと。店内スキッときれいでイイ感じ。ここで宴会してみたいなってふと思いました。

20150601丸新軒
この日は近所でヤボ用しててお昼ご飯食いっぱぐれ、家も近くなんだけどとにかくなんかさくっと食べたいって状態でした。メニュー見ると、神戸で良くある「洋食もやってる中華屋さん」の構成。こういうのって神戸特有かと思いきや、他の街でもちらほらあるようですね。

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暖簾をくぐる前は炒飯食べるつもりだったのに、メニュー見たら心変わりしてオムライスにしてしまいました。外でオムライス食べるのって久しぶりやなあ。見た目、これぞオムライスって感じのオムライス、でかい。スープはちょっと甘味がかった不思議な中華風でもやし入り。こういうのは洋食もやってる中華屋ならでは。

20150601丸新軒
玉子は薄くて裏面半熟、オムライスの具は鶏肉と玉ネギでやたら鶏肉が多い。洋食専門店に負けない、とても満足度の高いオムライスでした。こりゃあ中華もうまいに違いない、メニュー見たら僕の好きな(しかもあまり見かけない)豚の天ぷらがあるので、次回はそれとビールに決まり。特別奉仕品って書いてあるトンカツもすごいらしいっす。

{お店データ}
住所:神戸市兵庫区浜崎通5-30 電話:078-671-3403


デミグラスソースを求めて/後編〜レストラン トミー(福井市) ※修正あり

※このエントリは「デミグラスソースを求めて/前編〜トミーとの出会い」の続きです。
 よろしければそちらからお読み下さい。

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大阪から神戸の自宅までえて吉さんに迎えに来てもらったのが8時頃。そこから名神高速〜北陸自動車を経由して、めざすレストラン トミーに到着したのが11時半ごろ。大きな通りからちょっと中に入った場所にある一軒家レストラン、英字の表記はTOMYじゃなくってTOMIYなんですね。

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マダムともうお一人女性スタッフがフロア担当。エントランス入って左右ある部屋のうち、左側に案内していただきました。カジュアルでもなく重厚過ぎるでもなく、その中間のややフォーマルな雰囲気。調度やクロスなどから「あ、ここは大丈夫」って思わせる信頼感みたいなものを感じました。

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テーブル上のランチメニュー。ステーキランチ以外の3種は週替わりで、お店のサイトでそのメニューが紹介されています。そこに載っている料理の数々やお皿を見てるだけでも楽しいし、このお店の只者ではなささを感じられると思うのですがいかがでしょう。

さて、はるばるやってきて、何を注文するかが大問題。内容的にも価格的にもランチメニューは魅力的、でも一番の目的はドミグラスソースなんだから、この日の内容は不適切。サイトで紹介されていたアラカルトメニューは事前に目を通していたものの、その中からさて何を選ぶべきか随分悩みました。大好きなビフカツ食べてみたいしなあ、でもソース重視ならやっぱりシチュー系かなあ、けど値の張るもの選んでもしハズレだったらダメージ大きいしなあ…

悩みまくったあげく選んだのはビーフシチュー(2500円)。ビーフカツレツ(2500円)食べたかったけれど、今回の目的がデミグラスなんだからちょっと違うか。それならシチュー系にしようと決めたけれど、一番食べてみたかったタンシチューは3240円だから、もしハズレだったらイタすぎるし。昼食に単品2500円は十分高価なんだけど、わざわざ福井までやってきたんだからこれくらいは仕方がないと駄目元で腹をくくりました。

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ワクワクしながら待つことしばし、出てきたのがこちら。お皿の中心部が白く、黒い料理とのコントラストが強すぎてiPhoneでは綺麗に撮れていませんでした。それくらい黒い。ネットで見たとおり、あるいはそれ以上にほぼ黒に近いソースを目にして、ぞくっと寒気。これはやはり永年僕が探していたデミグラスではないか、ビンゴ!だと。
ナイフを入れると、スムースに切れるのはお約束。ソースをビーフにまとわせ、口に運ぶと…

まず感じたのは、何十年ぶりかで嗅ぐあの軽い焦げ臭が混ざった香ばしく重厚な香り、続いて苦味・酸味・旨味。やや酸味が立ってくること以外は、甘味はほとんど感じず、ほぼ僕の頭に中にあったもの。そう、これが僕が慣れ親しんできたあのソース、出会いをあきらめてかけていたあの味に、やっと再会することが出来ました。再会の嬉しさ・今もなおこのソースが残っていることのありがたさ・たまたまネットで発見できた驚き・福井という場所にこのソースが存在している不思議さなどなど、色んな想いが溢れ出てきて感無量。まさかこんなところで出会えるとはなあ。

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僕らがわざわざトミーで食べるためだけに福井までやってきたとフロア担当のマダムに言うと、色んな話をしてくれました。(以下箇条書きで)

  • マダムは初代の娘さんで、ご主人は現在のシェフであり2代目、息子さんが3代目。(サイトトップの写真参照)
  • 初代は福井大阪出身、大阪のレストランや神戸の今はなきニューポートホテル(マダムの話では回転レストランがあったホテル)でコックとして働いていた。
    (追記訂正:初代は京阪神様々なホテルでの経験があり、神戸ではオリエンタルホテル。ニューポートホテルは2代目でした)
  • かつて福井が人絹(=人造絹糸)王国と呼ばれ栄えた時代に建設された「人絹会館」の会員制レストラン「CR(=Club Rayon)」のシェフとして迎い入れられた。
  • その腕を見込んだ常連客達から独立を勧められ、昭和23年独立、トミーを開店。
  • ドミグラスソースは初代の教えのまま作っており、完成まで1ヶ月程かかる。
  • 古いソースを継ぎ足すことはなく、一から作る。(その過程としてビーフシチューやタンシチューもできる?)

…うーん、すごいなあ。なんで福井なのかと思ったら、こういう背景と歴史があってのことでした。今もなおこのソースを継続できるのは、初代の後継としてこれが店の命なんだと語るマダムや現在のシェフの意志が生半可じゃないからなんですね。絶滅してしまったかと思われたソースがちゃんと存在している、そしてそれを継承する3代目がいる、素晴らしいことだと思います。

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ご飯の追加をお願いしたら、マダムが「どうぞソースを混ぜて食べて下さい、お好きな方はそうされるんですよ」と、一つ上の写真の追加ソースまで持ってきてくれました。ソースがごちそうなんだから、具がなくってもこれだけで充分おいしい即席ハヤシライス状態。ご飯に合うなあ、やっぱり洋食だなあ。

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うまいうまいと食べてる途中、マダムに「そういやネットで調べている時に読んだんですが、たまにしか作らない牛タン入りクリームコロッケってのがあるらしいですね」と話したら、「実は今日はあるんです」とのお答え。そしてそしてありがたいことに、その牛タンコロッケをサービスで出してくれたんです!(注:お試しサイズですw)

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タンはシチューの余り物ではなく、わざわざこれのためにに作ったそうで、崩れておらずちゃんと小さなダイス状。タン・ベシャメル・ドミグラスと手間の三重奏のコロッケ。濃厚な旨味で、いやあ、もう参りました。
マダムによると、11月になってセイコガニが解禁になってしばらくして値が落ちついた頃にどさっと買い込み、期間限定でセイコガニのクリームコロッケを作るそうです。内子も外子もカニミソも入ってるらしく、想像するだけでこりゃもうあかん!!

洋食に関しては、僕はそれなりに色んなところで食べてきたつもりです。たまたま出会ったこのトミーのデミグラスソース、これはその中のどこにもありません。苦味が立ったこの味をお気に召すかどうかはわかりませんが、洋食好きの方ならば、これを経験するためだけにでもわざわざ福井まで行く価値があるお店だと思います。(というか、本音は「食べとかなあかんやろ!」と言いたいw)
あーん、タンシチュー食べたい・ビフカツ食べたい・ハヤシライス食べたい・セコガニクリームコロッケ食べたい・日替わりランチも食べてみたい〜 また福井に行きたいなあ…

{お店データ}
住所:福井市上北野1-24-3 電話:0776-53-3080
営業時間:11時~13時半(L.O.)17時~20時半(L.O.)
定休日 :木曜日(祝日の場合は営業)


デミグラスソースを求めて/前編〜トミーとの出会い

洋食が好きなので、ちょくちょくネットで良さそうなお店を検索します。特にビフカツが好きなのはご存じの方も多いかも知れませんが、もう何年も前からずっと探し求めているものがもう一つ、それは昔ながらの重くて苦味が利いたドミグラスソースなんです。
子供の頃に父が連れて行ってくれた何軒かの洋食屋さんでは、その手のヘヴィなデミグラスソースが出てきました。でも年月が経つに連れそういうソースはどんどんと減っていってしまい、悲しいことに今やほとんど絶滅危惧種。その理由は、お店の閉店・客側の嗜好の変化など色々あると思いますが、やはり最大の原因は、作るのに手間が掛かりすぎるしコストが合わないからだと思います。
(参考サイト:辻調グループ総合情報サイト・【半歩プロの西洋料理】 デミグラスソースとは)
これまで色々な洋食屋さんに行きましたが、僕の記憶にあるような重くて苦くて黒いのには巡り会えず。それに近いのはあっても、求めるものは今やもうなくなってしまったか、あるいは自分の記憶の中で勝手にイメージが膨らんでしまっただけで、元々そんなものはなかったのではないかと思い始めていました。

とはいいつつ、先日も色々と言葉の組み合わせをとっかえひっかえしながら、いつものようにGoogleで洋食屋を検索していました。で、その時ふと思いつきました。通常のウェブ検索ではなく、「画像」検索をしてみたらどうだろうと。

デミ検索
例えば「デミグラス」「黒い」というワードを組み合わせて検索し、その後「画像」検索にしてみた結果はこんな感じです。どこの何の料理かはわかりませんが、検索語で引っかかってくる画像は洋食だらけ。もちろん写真と実物の色は違いがあるでしょうが、これならぱっと見ただけで候補を探し出せます。
これはと思う料理をクリックし、そこからリンク先をたどってどこ店のどんな料理かを想像する。その繰り返しをしているうちにたどり着いたのが、福井市にあるレストラン トミーサイトに掲載されているこのデミグラスソースの色、お店のブログで紹介されているランチメニューの数々を拝見しているうちに、最初の「おや、これはひょっとして」って直感からどんどん加速度を増し、確信のようなモノに変わっていきました。
でもでも、大変大変失礼ながら、何故福井?
神戸でも横浜でも東京でもなく、洋食屋がたくさんあって競争してるわけでもないだろうその地に、僕の探しているクラシックなデミグラスソースなんてあるんだろうか?でもなあ、サイトで見る限りあの料理の数々はアタリの予感バリバリだし、かといって福井なんてそうそう行く機会ないし、わざわざ行ってハズレだったらダメージ大きいだろうし…(ブツブツ)…なんてことをツイッターでつぶやきながら、いつの日か旅行の計画を立てて確かめに行ってみようと思っていたのでした。

ところが思わぬことに、意外と早くその日がやってきました。上記のツイートをしていた数日後にたまたま平日休みがあり、昼酒でもしませんかといつものえて吉さんに声をかけたら、「帰ってから飲みに行くのに付き合ってくれたら、福井まで日帰りドライブの運転手務めていいですよ〜」とのお返事。ええ、マジっすか?!、福井まで洋食食べるためだけに日帰りドライブなんていいの?!
…まああの方の場合のドライブが常人の感覚とは大きく違うのはよくわかっています。あつかましいなあとかアホちゃうかと思いつつ、ありがたくその提案を受け止め、どんなドミグラスソースなのかを確認するため、大阪から神戸を経由し福井まで日帰りドライブすることに相成りました。

〜(後編に続きます)